
ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。
炊飯器は「必需品」でしょうか?「必欲品」でしょうか?なかなか悩ましい問題です。
このブログでは、電子レンジは調理器具として考えましょう!と紹介していますが、炊飯器は、調理器具と考えると少し微妙な商品です。
「高級炊飯器」がブームになってもう15年以上経ちますが、「おいしい白米を食べたい」という想いは永遠ということでしょうか?
炊飯器の特徴を紹介しつつ、それぞれに合った炊飯器の選び方を紹介させていただきます。
炊飯器の選び方
■必需品と必欲品の間
■機種数が圧倒的に多い
■「炊飯」以外で使うときに注意すること
電気炊飯器が目指すのは、「かまどごはん」です。大きくて重たい羽釜に直火でご飯を炊いていました。
「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ赤子泣いてもふたとるな」というのは有名な一文ですが、お米の炊き方の基本を伝えています。電気炊飯器もこの「かまどごはん」を「再現すること」を各メーカーが競っているといっても過言ではありません。
必需品と必欲品の間
白いご飯を食べるのが当たり前の時代。炊飯器は「必需品」でした。家から土間やかまどがなくなっても、白いご飯を食べる習慣は無くなりません。
毎日、ご飯を食べたい人にとっては必需品です。そのため、従来は「いかに長時間保温でおいしく」ご飯を保存できるか?ということが研究開発でのポイントだった時期もありました。
糖質をさけることが流行って、「白いご飯」はすこし肩身がせまくなっています。「毎食、炭水化物抜きよ!」という方も多いのでは?
毎日、ご飯を食べない人も増えるにもかかわらず、お米の種類は増えていきます。ちょっと矛盾ですが。特A米と呼ばれる「おいしいおこめ」が全国で作られるようになりました。
炊飯器もお米が炊けて保温できるだけの必需品から、おいしいお米をよりおいしく炊くことのできる必欲品に変化しているともいえます。
そして、メーカーが目指すのが「かまどごはん」。各社はっきりいって「よくできています」。なかなか「かまどごはん」を実現できない!といいますが、個人的にはもう十分においしいレベル。この先の違いが分かる人は、つねに「かまどごはん」でないと満足できないんじゃないの?というレベルです。
「かまどごはん」を再現するために、釜にこだわったり、圧力を加えたり、ふたにまでヒーターをつけたりしているわけですね。なるほど、どんぶりまんトリオにも「かまめしどん」がいるわけだ。
機種数が多い
炊飯器はご飯を炊くという機能を追求しているので少しの違いで「機種」が変わってしまいます。お米を炊くというシンプルな機能・目的の商品なのにめちゃくちゃ種類があります。
これが、「何を選んだらいいの??」と悩むポイントかと思います。
メーカーのこだわりがそのまま機種数に反映されてしまいます。つまり釜の種類がちがったり。圧力機能があったりなかったり。ヒーターの数が多かったり少なかったり。
そもそものご飯を炊くことの出来る容量がちがったり。
最近は、少ない量を炊く炊飯器が多いですが、「少ない量をおいしく炊く」というのは非常に難しい技術です。3合炊きの炊飯器で3合ミチミチに炊くより、5合炊きで3合を炊く方が機械としての余裕もありおいしく炊けます。
個人的には大きいほうがよいと思います。さすがに一升炊きで1合炊くのはおすすめしませんが。
機種の多い家電の選び方のポイントですが、まずは「松竹梅」で検討してみるのもおすすめです。
一番いい機種と真ん中の機種と一番安い機種で考えるということですね。それぞれができること、できないことがありますので、その機能差と自分の利用目的を照らし合わせてみるということですね。
意外にこういった選択肢をしぼる選び方をしていない場合がありますのでご注意を。
特に通販番組で紹介される炊飯器は「めちゃめちゃ高級で機能も高い」ようにみえがち。でも実は、真ん中ぐらいの商品だったりしますので~。
「炊飯」以外で使うときに注意すること
炊飯器は昔から身近な電化製品なので、炊飯器を使って他の料理をするということもありますね。
釜に臭いが付いてしまう場合があるので個人的にはおすすめしません。しかしながら「炊飯器で簡単○○」みたいなレシピ本も数多く出版されています。
炊飯器で他の料理をしない方が良いもう一つの理由は、炊飯器はお米を炊く商品だからです。
当たり前のことを当たり前にいっているように聞こえますが、機械の制御が「ご飯を炊くことに特化している」んです。基本的な熱の加え方が、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」の通りに動くんですよね。かまどのように一気に火力をあげておこめを動かすというメーカーが多いです。
これが炊飯器を使って他の料理がうまく調理できない原因です。とはいえ、メーカーも炊飯器をもっと活用してもらおうという動きがあることも確かです。
実のところ先ほどの「松竹梅」でいうと「梅」の商品は機能も限られてるので他の料理に応用できたりします。ご飯をおいしく炊くのは下手ですが。
「炊飯器」という専用商品でなくても「電気圧力鍋」でもご飯を炊けたりしますしね。炊飯器も進化して、ご飯を炊く以外の料理メニューを搭載したものも出てきています。
その究極はパナソニックのマイスペック炊飯器。なんと、購入後にネットを介してレシピを入手し、その調理工程を再現できるようにアップデートできるという炊飯器。
さすがにこれはかまどには実現不可能ですね~。
まとめます。
炊飯器は、かつての必需品から必欲品に変化してきています。「おいしいお米」を「おいしく炊く」のなら、高機能の炊飯器もおすすめです。
味にこだわりなければ本当に多種多様な機種があるので値段で選んでも問題ありません。「炊けない」ということはありませんので~。
また、炊飯器を超える炊飯器も出てきました。こちらも今後注目ですね。
この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。
ほなね~