
ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。
歌詞も「詩」のひとつですよね。私自身、曲を聴く時には、メロディよりも歌詞に注目してしまいます。
さらに多感な頃に聞いた曲って、聞くだけでその時代に一気に戻れる気がします。おじさん世代が中高生時代に影響を受けたのは圧倒的に「THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)」でした。異論は認めます。
最近は歌詞カードを握りしめながら曲を聴く機会がなくなりました。いろんなアーティストの曲をすきなときにすきなだけ楽しめます。
なのであえて、歌詞に注目して「国語力」を上げたいですね。
【歌詞から鍛える国語力】ザ・ブルーハーツ【中学・高校時代】
歌詞が魅力的な4曲
■未来は僕等の手の中(作詞/作曲 真島昌利)
■人にやさしく(作詞/作曲 甲本ヒロト)
■ナビゲーター(作詞/作曲 甲本ヒロト)
■夕暮れ(作詞/作曲 甲本ヒロト)
ブルーハーツの曲って、CM等で定期的に使われて色あせない印象です。TVやCM作ってる人でもファンが多いんやろな~って勝手に思ってます。
ブルーハーツってリンダリンダやトレイントレインの印象が強いと思います。メロディと歌詞のバランスが絶妙なんですよね。
未来は僕等の手の中
「THE BLUE HEARTS」というバンド名と同じアルバムの1曲目です。当時は友達から好きなバンドをおすすめされて聞くというパターンが多かったですね。ブルーハーツもリンダリンダを聞いて、アルバムを借りることとなりました。
その1曲目。めちゃくちゃストレートな歌詞が刺さります。単純に自分は自分。素直に前向きに生きていこう!という決意を感じます。
”生きてる事が大好きで 意味もなくコーフンしてる”
~未来は僕等の手の中~より
ブルーハーツは、『生きる』という歌詞が多く使われるイメージです。生きる!って、すごく普遍的な言葉ですね。
歌詞全体からは、抑圧されてなかなか自分の好きなようにできないそんな現状を打破しよう。自分の未来は自分で切り拓くしかないんだから。そんな個人の決意なのですが、『僕等』となっていることで聞く人が「共感」できることとなります。
”未来は僕等の手の中”
~未来は僕等の手の中~より
何歳になってもそう思います。へこんだとき、逆境に直面した時、無理やりに心を奮い立たせる歌詞でもありますね。
月が空にはりついてら 銀紙の星が揺れてら
誰もがポケットの中に 孤独を隠しもっている
あまりにも突然に 昨日は砕けていく
それならば今ここで 僕等何かを始めよう
生きてる事が大好きで 意味もなくコーフンしてる
一度に全てをのぞんで マッハ50で駆け抜ける
くだらない世の中だ ションベンかけてやろう
打ちのめされる前に 僕等打ちのめしてやろう
未来は僕等の手の中
誰かのルールはいらない 誰かのモラルはいらない
学校もジュクもいらない 真実を握りしめたい
僕等は泣くために 生まれてきたわけじゃないよ
僕等は負けるために 生まれてきたわけじゃないよ
人にやさしく 作詞/作曲 甲本ヒロト
2曲目もストレートな表現がいきなりきます。「人にやさしく」というタイトルなのに、
”気が狂いそう”
~人にやさしく~より
からはじまります。
この曲は本当に純粋な応援歌です。しかも応援する言葉は「ガンバレ」。個人的には頑張れっていう言葉は嫌いです。
ラグビーやってた時に試合でガンバレ~!って言われると「頑張っとるわいっ!」とひねくれて受け取ってました。
よく落ち込んだ人に「頑張れ」と声掛けするのは逆効果、なんて言われたりもします。しかしながら、ここまで真正面から「ガンバレ!」と宣言されると響かないわけがありません。
一周回って、「ガンバレ」の本質はこういうことなんだと思っちゃったりします。応援するときには徹底的に応援する。そこには何の飾りもありません。カラオケで人を励ますときにめちゃ有効な曲です。
気が狂いそう やさしい歌が好きで ああ あなたにも聞かせたい
このまま僕は 汗をかいて生きよう ああ いつまでもこのままさ
僕はいつでも 歌を歌う時は マイクロフォンの中から ガンバレって言っている
聞こえて ほしい あなたにも
ガンバレ
人は誰でも くじけそうになるもの ああ 僕だって今だって
叫ばなければ やり切れない思いを ああ 大切に捨てないで
人にやさしくしてもらえないんだね 僕が言ってやる でっかい声で言ってやる
ガンバレ って言ってやる聞こえるかい
ガンバレ
やさしさだけじゃ 人は愛せないから ああ なぐさめてあげられない
期待はずれの言葉を言う時に 心の中ではガンバレって言っている
聞こえてほしい あなたにも
ガンバレ
ナビゲーター 作詞/作曲 甲本ヒロト
この歌詞は、そのまま「詩」としても趣深い内容からはじまります。
”涙にけむる星影は 遠い空からのメッセージ
誰かがそこに置いたのか 初めにそこにあったのか
四月の花は桜色 未来の誰かにプレゼント
季節にもえる花言葉 妖精達の合言葉”
~ナビゲーター~より
全体を通して、歌詞の内容から我々が創造力を発揮して情景や感情を読み取る必要があります。
主人公を自分自身に投影してもいいですし、この主人公の置かれている立場、背景にある物語を想像するのも楽しい曲です。
”私はきっと悲しみの 真ん中あたりで泣いている
私はきっと喜びの 真っただ中で笑うんだ”
~ナビゲーター~より
どんなことでも全力で対応する決意を感じますね。沈んだところから前向きに。そして、自分自身を信じて他に惑わされないという想いが
”ナビゲーターは魂だ”
~ナビゲーター~より
に集約されてます。
涙にけむる星影は 遠い空からのメッセージ
誰かがそこに置いたのか 初めにそこにあったのか
四月の花は桜色 未来の誰かにプレゼント
季節にもえる花言葉 妖精達の合言葉
ビリー ビリー ナビゲーター は魂だ
生きている事の証明に 私の涙をビンにつめ
宇宙のどこかに置きましょう 結んでほどくメッセージ
私はきっと悲しみの 真ん中あたりで泣いている
私はきっと喜びの 真っただ中で笑うんだ
ビリー ビリー ナビゲーターは魂だ
あー この旅は 気楽な帰り道
のたれ死んだ所で 本当のふるさと
あー そうなのか そういう事なのか
水平線を越えてゆけ 船出の空には風が吹く
穴ボコだらけの船底さ 錨は二度と降ろさない
どこまで続く海原よ 恐竜 時代の思い出を
うたって おくれいつまでも 忘れてしまわないように
ビリー ビリー ナビゲーターは魂だ
ビリー ビリー ナビゲーターは魂だ
夕暮れ 作詞/作曲 甲本ヒロト
聞くだけで涙が出る曲ってあると思います。この曲がその一つですね。私自身「楽観的」が自分のいいところだと思ってるのですが、究極の楽観主義。
”はっきりさせなくてもいい あやふやなまんまでいい
僕達はなんなとなく幸せになるんだ”
~ナビゲーター~より
前向きな応援歌が多いブルーハーツですがこの曲は、応援する側にも応援される側にもなれる曲です。
歌詞の中でもドキッとする表現なのが「赤い血」という言葉が出てくること。全体的に優しいあいまいな言葉が選ばれている中で、この言葉だけはっきりとイメージができます。
自然が織りなす夕暮れという「赤」よりもさらに赤い「血」を意識させることで「人間」というものの大切さ、特別さを感じます。
はっきりさせなくてもいい あやふやなまんまでいい
僕達はなんなとなく幸せになるんだ
何年たってもいい 遠く離れてもいい
独りぼっち じゃないぜウィンクするぜ
夕暮れが僕のドアをノックする頃に
あなたを「ギュッ」と抱きたくなってる
幻なんかじゃない 人生は夢じゃない
僕達ははっきりと生きてるんだ
夕焼け空は赤い 炎のように赤い
この星の半分を真っ赤に染めた
それよりももっと赤い血が
体中を流れてるんだぜ
夕暮れが僕のドアをノックする頃に
あなたを「ギュッ」と抱きたくなってる
幻なんかじゃない 人生は夢じゃない
僕達ははっきりと生きてるんだ
夕焼け 空は赤い 炎のように赤い
この星の半分を真っ赤に染めた
それよりももっと赤い血が
体中を流れてるんだぜ 体中を流れてるんだぜ
体中を流れてるんだぜ
まとめます。
歌詞から国語力を鍛えようということでブルーハーツの歌詞を取り上げてみました。「生きる」「前向き」「応援歌」というのが今回取り上げた曲の共通点でしたね。
歌詞が印象に残る曲をランダムに選んだのですが、共通点が多かったです。中高生で感じたこともおんなじだったんでしょうね。
もし、中高生のお子さんがいるのであれば、ご自身が、はまった曲を「昔、こんな曲があってね。」と紹介してあげるのもいいんじゃないでしょうか。
この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。
ほなね~