国語

国語力を伸ばしたい!聞く力編

ぱんだりやん
ぱんだりやん
ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

国語力って、伸ばすことは可能でしょうか?2004年に文化審議会の国語分科会が「これからの時代に求められる国語力について」という答申をしています。

その中で、国語力の目安として「聞く」「話す」「読む」「書く」それぞれで目標を定めています。

ということは、それぞれの項目を鍛えることで国語力は伸びるということになります。

今回は、「聞く力」編です。

「聞く力」を伸ばす方法

答申の成人に求める「聞く力」のレベル

1)話の要旨を的確に把握して、その内容を理解できる
2)話し手の気持ちや主張だけでなく、言外の思いや真意を感じ取ることができる
3)場面に応じて最後まで集中して、聞くことができる

答申は、それぞれに詳細の具体的な内容を記載しています。

それぞれを伸ばす方法

1)講演を聞いてメモを取る
2)漫才や落語を聞く
3)講演を聞いて質問をする

一つめから、順番に見ていきましょう。

1)話の要旨を的確に把握して、その内容を理解できる

①事実や根拠などに注意しながら、話の内容を正確に聞き取ることができる。
②聞いた内容をメモに取ったりして、話の構成や展開を理解できる。
③話を分析的・批判的に聞き、自分の意見や考えを組み立てることができる。

と答申は目標設定しています。

伸ばす方法:講演を聞いてメモを取る

圧倒的に聞く能力を上げるには、「講演を聞く」ことがよさそうですね。最近はオンデマンドでいつでも動画の講演を視聴することができます。

これをメモを取りながら、内容の理解ができるように進めていきましょうということですね。

講演をメモ取りながら聞くのは、書く力向上にもつながります。

私自身、社会人になりたてのころ、会社の役員の講話をまとめて他の役員に知らせるという仕事をやっていました。研修の中で日替わりで役員講話があって、話がかぶるのを避けるためにやっとりました。

正直、録音したものを聞いてくれたら楽やのに・・・と思ってましたね。めんどくさい仕事でした。

でもあるとき、役員さんから「君のまとめわかりやすいよ」といわれたことがあります。ほめられたことでようやく自分の仕事の価値を理解しました。

「聞く力」で、正しく講演を理解していたので伝えることができたんですよね。それ以来、議事録作るのが得意になりました。

「聞く力」の二つめ

2)話し手の気持ちや主張だけでなく、言外の思いや真意を感じ取ることができる

①話し手が何を言いたいのかを探りながら、話を聞くことができる。
②話し手に共感でき、言外の思いも感じ取るように聞くことができる。

伸ばす方法:漫才や落語を聞く

ここを伸ばすおすすめは「お笑いを聞く」ということですね。落語や漫才。

特に漫才は子供のころカセットテープで聞いてました。その昔、漫才ブームというのがありまして、漫才のカセットが売っていたようです。なぜか実家にありまして。カセットテープ自体がもう見ることも少ないですが・・・。

自分で買ったものでなかったのですが、やすしきよしやツービート、B&Bといった
漫才ブームの売れっ子の漫才を繰り返し、繰り返し聞いていました。

これが何に役立ったかというと漫才師が何で笑かそうとしているかが分かるようになりました。やすしきよしの漫才なんかは、今聞いても色褪せません。ぜひ、聞いてほしいですね。

聞く力の三つめ。これは、本当に最低限のレベルかと。聞くときのマナーレベルです。

3)場面に応じて最後まで集中して,聞くことができる

①話の形態や話し手との社会的関係に対応した聞き方ができる。
②話し手の意図を考えながら、講話や講演を集中して聞くことができる。
③話をしっかりと聞き取り、確認すべき情報を整理して質問できる。

三つめは、伸ばすべき方法がそのまま書かれています。

伸ばす方法:講演を聞いて質問をする

質問を実際にするとなると少しハードルが高くなる印象です。質問する側って、こんなこと聞いて馬鹿にされないかな?とか思っちゃいますよね。

私自身、過去に何度も失敗したことがあります。

質問することが目的になってしまって、手を上げたものの的を得ない質問になったり、長々と質問したり。結果、講演者に「あともうひとつ、なんでしたっけ?」と聞き返されることに。

質問をしようとすると本当にきちんと最後まで相手の話を聞く必要があります。そのうえで、相手の主張と自分の考えに差があるときに質問してみる。この姿勢が大切ですね。

まとめます。

聞く力の求められるレベルは、講演で例えると、最後まで集中して聞くことができて、話し手の気持ちや真意を感じ取り、講演の趣旨・内容を理解できる。こんなレベル。

そのために、講演をたくさん聞いて、メモを取る。話し手の気持ちや真意を感じ取るためにお笑いを聞くことをおすすめします。どんな講演でも機会があれば恥ずかしがらずに質問しましょう。

これで、「聞く力」はぐんぐん伸びることでしょう。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~