
ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。
国語力を上げるためには、いくつかのスキルの向上が必要です。そのうちのひとつ、「聞く力」を伸ばす方法として漫才や落語を聞くことを紹介しました。

お笑いって、観客を楽しませるために様々な伏線をはったり、言葉のチョイスに工夫をします。
漫才師や落語家が何を言いたいのかを聞き取りながら、その内容をしっかり理解することでギャップを面白いと感じることができるとわたしは考えています。
お笑いを楽しみながら国語力が上がったら最高ですよね。
漫才に関しては、「M-1」という大きな大会があり、そこに向けて数々の漫才師が「ネタ」を磨きます。
2021年のM-1も決勝進出者が決まりました。ぜひ、楽しみにしましょう~。
【聞く力を上げる】M-1で漫才を楽しみましょう。
■漫才の魅力
■M-1の魅力
■2021年のM-1決勝進出者で国語力が上がりそうなコンビ
国語力を上げるという観点で漫才を考察します。
2004年に文化審議会の国語分科会の答申によると「聞く力」を伸ばす方法のひとつに
話し手の気持ちや主張だけでなく、言外の思いや真意を感じ取ることができる
①話し手が何を言いたいのかを探りながら,話を聞くことができる。
②話し手に共感でき,言外の思いも感じ取るように聞くことができる。
ということがありました。ここについて「お笑い」は有効ではないかと考えています。
言外の思いや真意は「笑わせたい」ということですからね~
漫才の魅力
お笑いの中でも漫才や落語は「言葉」の面白さを追求するものだと考えています。
もちろん、漫才でも落語でも表情やしぐさで笑わせることはありますし、昨年のマジカルラブリーさんの漫才のように「あれは漫才じゃない」という意見が出てくるのもひとえに「言葉が少なかった」からだと思います。
漫才の魅力は、やはり「言葉のやり取り」が大きく影響するということですね。
簡単な漫才の役割分担としては「ボケ」と「ツッコミ」ということになります。「ボケ」担当が話す「おかしなこと」に対して、「ツッコミ」担当が「訂正する」。といった流れで進んでいきます。
視聴者からするとやはり「ツッコミ」担当に共感するということになるかもしれません。「ボケ」担当が「何言ってんの?」ということ話した後に、しっかり突っ込んでくれると、「そうそう!そう思ってた!」となり、笑いに繋がります。
ボケの内容やツッコミの内容が我々の想像を超えてくると大きな笑いにつながると考えています。
ここに
話し手の気持ちや主張だけでなく、言外の思いや真意を感じ取ることができる
①話し手が何を言いたいのかを探りながら,話を聞くことができる。
②話し手に共感でき,言外の思いも感じ取るように聞くことができる。
という「聞く力」を伸ばせるポイントがありますね。
ボケもツッコミもありきたりで、予想のできる範囲である場合は、「聞く力」は「伸ばせる」というところまではいかないかもしれません。
さらに面白い漫才には「伏線」と「回収」がありますね。
小説等でもそうですが、この「伏線」と「回収」は国語力がないと成立しません。漫才だとしっかりとフリを聞いて理解していないと、回収が成立しません。
「え?どういうこと?」となると面白さも半減ですね。
てな具合に漫才は楽しく聞いているだけで国語力向上につながると私は考えています。
M-1の魅力
そんな漫才の最高峰がM-1グランプリです。M-1グランプリ自体の説明は不要かと思いますが、結成15年以内という制限はあるもののプロアマ問わずで参加できる、漫才のコンテストです。
M-1の魅力は多々ありますが、やはり決勝に向けて、芸人さんたちが「磨き続けてきた一番のネタ」を見ることができるという点ではないでしょうか?
見る側は勝手なもので、「今年のM-1はあーだった、こーだった」と批評しますが芸人さんたちが目標にチャレンジする姿は勉強やスポーツと同じで尊いと感じます。
また、本番一発勝負であるにも関わらず、視聴者のハードルが異常に高いですよね。
関西で生まれ育った人は、土日祝日には朝から夕方まで漫才がテレビで流れていたという経験をした人も多いかと思います。基本的に漫才は、「ゆっくり見て楽しむ娯楽」です。M-1みたいにピリピリした雰囲気で見るものではない気もします。
それがM-1だけは意地でも笑わない!という視聴者さんがいるのも事実。とにかく、「笑わせれるもんなら笑わせて見ろ!」という視聴者に果敢に挑むわけですから漫才師の皆さんは大変です。
そこにチャレンジするために磨いたネタだからこそ、我々の聞く力も伸びるというもんです。
特に奇抜な設定や状況を想像できると楽しいですよね。2009年の笑い飯さんの伝説のネタ「鳥人」は、見ている人が自分自身の「鳥人」を想像し、それがあんなことやこんなことをしていると想像できるのが面白かったですね。
2021年のM-1決勝進出者で国語力が上がりそうなコンビ
今年のM-1は、12/19(日)に開催されます。先日、決勝進出9組が発表されました。
優勝や順位予想ではなく、決勝進出者のネタで「国語力」が上がるか?を予想したいと思います。
まあ、なんじゃそりゃ!という感じですが、もしかしたら国語力を上げれる芸人が優勝するかもです。
まず、決勝進出は次の9組
インディアンスさん
真空ジェシカさん
モグライダーさん
ゆにばーすさん
ロングコートダディさん
オズワルドさん
錦鯉さん
ももさん
ランジャタイさん
このメンバーで私がイチオシする国語力が上がる漫才コンビは、「オズワルド」さんですね。
正統派しゃべくり漫才で、丁寧に伏線もありますし、回収もされます。
2019年、ミルクボーイさんがダントツ優勝した年に、「コーンフレーク漫才」の次に登場し、私としては「めちゃおもしろい!」と感じたのを思い出します。
2021年はABCお笑いグランプリも優勝されており、個人的には本命です。
国語力が上がるという意味では、「ユニバース」さんと「ロングコートダディ」さんも注目しています。
しっかりと漫才を聞いて、えっ?と思わせる展開をされる感じ。ロングコートダディさんはシュールなところも多いですね。シュールさは、結構、理解力がないと笑えないところもあるので聞く力を伸ばすにはぴったりです。
まとめます。
国語力のうち、聞く力を伸ばすには、お笑い。特に漫才や落語がおすすめ。
漫才の祭典といえばやはりM-1グランプリですね。聞く力を伸ばすためにもぜひ、オズワルドさんの漫才に注目をお願いします!
この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。
ほなね~