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ひとことでいえば『経営に関わる仕事です』人事職能を経験して学んだこと。

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

文科系の方の職種となると非常に絞られます。もちろん、会計や法律の高い専門性があれば、少し広がりますが、そんな高い専門性を持った人が「営業やりたいです!」というのもちょっと違いますね。

私自身も「営業職」を希望して就職活動を行いました。無事、入社後、「配属」は「人事職」となりました

いわゆる「適性」での配属だったのだと思います。

ひとことでいえば『経営に関わる仕事です』人事職能を経験して学んだこと。

■経営スタッフ
■先輩から言われたこと
■人事の仕事を通じて得たこと

今回紹介するのは、あくまでも私の経験になります。いろんな会社の人事の方々と交流もしてきましたが、考え方、仕事内容、千差万別です。

その中でも共通だったことについてご紹介をしていきたいと思います。

会社によっては、入社から「職種が固定」で変わらない会社もありますし、さまざまな職種をローテーションさせる会社もありますね。

このあたりはしっかりと就職活動時に確認するのがいいかもですね。

経営スタッフ

人事の役割は、経営資源である「ヒト・モノ・カネ」といわれるうちの「ヒト」を担当する職種です。そのため、「人事=ひとごと」と揶揄されることもありますね。

「ヒト」に関わるさまざまなことを担当します。イメージしやすいのは、「採用」の仕事。私も経験ありです。

会社説明会を実施したり、面接をしたり、配属をしたりといった仕事ですね。これは、人事の仕事の「一部」に過ぎません。

やはり一番の役割は「人材を通じて経営に貢献する」ということです。会社経営をするスタッフ部門ということですね。

会社にとって必要な人材はどんな人材か?そういった人材をどうやって育成するか?組織形態はどんなものが良いか?幹部をどう育成するか?ローテーションや配置、評価をどうするか?給与や福利厚生をどう考えるか?などなど。

まあ、たくさんの仕事があります。「ゆりかごから墓場まで」ではないですが、「入社から退職まで」を担当する仕事ということです。

就職活動時に高い専門性は求められませんが、入社後は、給与に関わる制度や知識、人材育成に関する知識、組織作りに関する知識など、本当に深く深く学ぶことができます

はっきり言って正解のない仕事ですね。成果も見えにくいですし。

もちろん、いい面だけではありません。経営資源は、そのままコストになる可能性もあります。「ヒト=コスト」となると、経営の観点からリストラなども考えていかねばなりません。拠点の統合や海外への移管等ですね。

こういった人をコストと考えて仕事をしないといけないことから、人事はひとごとや!社員のことを考えてくれない!という批判も出てくるわけです。

どんな仕事でも同じではありますけどね。

先輩から言われたこと

そんな人事職に配属されたのですが、数々の人事の先輩から教えていただいたことがたくさんあります。

「用事が無くても現場を回ること」

スタッフ職は、ともすれば机の上で仕事が完結します。頭の中で考えたことを形にし、具体的に推進していくわけですが、ともすれば「現場の視点」が抜けがちです。

営業についていくということではなく、職場を回るということですね。開発の現場があるのであれば、そこに足を運ぶ。工場があるのであれば工場を回る。働く人にきっちりと顔と名前を憶えてもらいなさいという指導でした。

「ときには探偵にもなる」

会社にはほんとうに様々な人が働いています。この場では書けないこともたくさん起こります。

人に関する課題が起こった時に解決するのは人事の仕事です。ときには探偵のような仕事をすることもあります。借金や女性関係の問題が普通に起こるのが世の中だと実感します。

「相手の立場で考える」

「人事はひとごと」といわれていい気がする人事社員はいないと思います。しかしながら「会社の立場」で仕事をすると、そういわれても仕方ないこともたくさんあります。

今までやってきたことをやめたり、新しくお願いしたり。すべてが働く人にとって喜べる内容ではありません。

そんな時も、一方的な立場で推進するのではなく、もう一方の立場も意識するということです。この考え方は私自身の仕事の基本にもなっていますね。

人事の仕事がどんな仕事か余計にわからなくなっていたらすいません~。

人事の仕事を通じて得たこと

人事職を希望せず、人事職に配属となったわけですが、本当に貴重な経験をさせてもらいました。一番、貴重だなと感じたのはやはり「経営」に関わる仕事だということですね。

新規事業を始める、工場を閉鎖する、営業所を新設する、言葉で書くと単純ですが、形にしていくのは大変な仕事です。

もちろん、人事職だけでは実現できませんが「ヒト」に関わる仕事なのでまあ、全般で「いっちょ噛み」しないといけません。

スタッフ職として社内を相手にすることがほとんどですが、社外とのつながりもたくさんあるのが人事職のいいところ

「人事」というものは、「学問」としても確立されていて、大学等でも研究がなされています。ハマればハマるほど抜け出せなくなる興味深い分野です。

育成・教育や組織論だけでなく、心理学や行動学等にもつながっていきます。人間の学問ですね。

そういったセミナーや勉強会に参加すると同じように他の会社から人事の人が参加されており、社外のつながりがたくさんできます。こちらも貴重な経験ですね。

まとめます。

人事をやりたい!と就職活動時に明確化できる人は少ないのではないでしょうか?

私自身も面接をしていて、人事希望者がくるとかなり突っ込んで質問をしてしまいます。どうしても人事のイメージは研修とか育成のイメージなんでしょうね。

ちょっと意地悪く、「せっかく成長した社員をリストラするとなったらどうする?」とか聞きたくなっちゃいます。

自分自身が予備知識なく人事の仕事をすることになり、そこから大きな学びや仕事の軸を作れました。営業希望やけど人事もやってみたいな~と考える人が増えると嬉しいですね。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~