面接

今では考えられない活動も普通にあった、一昔前の就職活動とは?

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

今回は役立つッ!というより懐かし!もしくは、古!という内容です。

新卒の採用活動って、超日本的といわれます。あんまり他の国でないんですよ。日本人の性格に合う制度なんでしょうね。

その時代、時代で『エポックメイキング』なことはありますが、基本的な流れは変わりません。何度か面接を繰り返し、通過した人が合格する。

私もすべてを体験してきたわけではありませんが、昔の採用活動は今では考えられないことも多かったですね。

今ならびっくりする昔の就職活動のご紹介です。

今では考えられない活動も普通にあった、一昔前の就職活動とは?

■企業研究含め、就職活動は、4年生になってから。
■ひたすらハガキを書く。
■大学の先輩から電話がくる。
■交通費で丸儲け。

新卒採用活動解禁、なんて報道されることもありますが、そもそも就職活動や採用活動に『時期』があるのもおかしな話ですよね。

将来のことを考えるのは当然ですし、自分の将来を考えるのに早いも遅いもその人次第。そうじゃないところが非常に日本的です。

企業研究含め、就職活動は、4年生になってから。

まあ、昔はのんびりしてました。

就職活動は一部のマスコミ志望の人は、3年生の秋ごろからはじめてました。

が、それ以外の学生は、4年生になってから自己分析したり、企業研究したりしてました。

どんどん就職活動の前倒し化してきたのは、2000年前後だった気がします。学生の就職先に『外資系』や『ベンチャー』といったいわゆる『日本型経営』でない会社が出てきて、こういった会社はどんどん、優秀な学生を先に確保しちゃうんです。

あせった各企業がどんどん活動を前倒しし、最終的には大学2年生になるころには私立大学の就職課が就職活動対策を始めるようになりました。

さすがにそこまで来ると、何のために大学に行くのか?まず、勉強でしょう?という感じで、それ以降は、遅くしたら早くなってまた遅くする、が続いてますね。

そうそう、就職活動に合わせてインターンシップも注目を集めるようになり究極の青田刈りなどと言われてました

インターンシップも就職活動と同じで日本独自で進化しましたね。愚直に長い期間企業体験させる会社もあれば、丸一日、ワークショップさせるだけで「インターンシップさせた!」という実績にする会社もありました。

一日で会社の仕事や雰囲気、理解できるか・・・。むずかしい問題です。

ひたすらハガキを書く。

今は企業への応募はネットで一瞬です。買い物するのと変わらない。

昔は企業情報を紹介するホームページもないもんですからリクルート社や日経ディスコ社、毎日コミュニケーションズ社の発行する『企業一覧』のようなものを読んで、企業研究してました。

で、そこにハガキがついてるんですよね~。イケてる会社は、料金別納でただで送れるのですが、そうでない会社は切手を貼らないといけない。どこに出そうか、まず悩むわけです。

このハガキを自分が希望する会社の数だけ書かねばなりません。『手書きでないと失礼』という時代ですから100社受けようと思ったら、100枚ハガキを書くわけです。

ハガキを送るとより詳しい会社案内が送られてきます。学生向けの会社紹介パンフレットですね。

年の近い先輩社員の仕事の様子なんかが掲載されているものです。私も制作にかかわっていたことあります。会社によっては好き勝手出来るところもあり、予算の中でどれだけ学生受けするか?を考えてました。

今は、会社情報もWEBで簡単に見れるので採用情報は、見やすさ重視ですね。

そして、企業へのエントリーもネット化されてきます。リクナビが誕生するんですよね。何枚もハガキを書いていたのが情報を一度入力すれば一気に資料請求できるようになりました。

このWEBへのシフトが1~2年で一気に起こったんです。前年の人は全員ハガキ次の人はハガキとリクナビ併用、次の年はリクナビ一色となりました。

大学の先輩から電話がくる。

ハガキを出した企業からは、会社案内とともに学校によっては『リクルーター』と呼ばれる人から電話がかかってきました

このリクルーターは、時代によっては悪の権化となり、時代によっては、企業と学生にとって非常に有益な存在でした。

大学別のリクルーターがメインだった時代は、先輩の多い体育会が有利なんて風潮もありました。

実際に、リクルーターも知っている『部活の後輩』のほうが電話しやすいですしね。

ネット化が進み、学生同士の情報交換ができるようになり、ネット掲示板では面接官の実名入りで当日の面接の内容が掲載される時代となりました。

そうなると、このリクルーターという仕組みは、不公平なのでは?という風潮になり、また、企業の生の情報を知ってもらおうということで大規模なセミナーが始まっていくこととなりました。

大阪ドームで企業の合同説明会が実施されてたりしましたね~。今までは、大学の先輩ぐらいしか接点がなかったのがたくさんの企業で実際に働いている人の話が聞けるようになりました。

本当に情報があふれる時代。就職活動向けの数々のサービスも充実しています。でも、手段と目的は間違えないようにしたいですね。

交通費で丸儲け。

さいごは、おまけです(笑)。昔は、交通費で儲ける人がいるくらい、会社に足を運んでなんぼ

地方の学生は東京本社の面接日をできるだけ集めて対応し、すべての会社から交通費をもらって丸儲け。ということもありました。

まあ、選考のタイミングってかぶりますしね。

バブルのころなんかは、合格を出した学生が他社の選考を受けないように『接待』していた会社もあったそうです。

みんなで遊園地に行ったり、遊んだりする費用を出してくれて、他の企業と連絡を取れなくするなんてことも行われてました。

スマホもなかったし、メールもなかったので連絡とるには『家の固定電話』しかなかったんですよね。

初めて銀座でお寿司を食べた!というつわものもいたようです。今ではそんな費用はどこの会社も出さないでしょうね。

まとめます。

現在は、就職活動自体がフォーマット化され、またリアルより、オンラインでの会社訪問や面接が当たり前になってきましたね。

情報が多すぎると悩んでしまうことも増えてしまいそうです。でも、昔に比べて自分自身を振り返ったり、企業研究するにあてる時間も激増しています。

ぜひ、みなさんの『本質に向き合える時間』が増えることを祈っております。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~