面接

【基本的には3つだけ】採用面接のときに、面接官の私が就活生に聞いている具体的な質問

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

面接を受けるときに一番気になることは、『何を聞かれるか?』という『質問そのもの』だと思います。

今まで1万人以上の人と何らかの形で面接してきた私が聞いている具体的な質問を3つ紹介します。

面接官が『してはいけない質問』と『しないように心がけている質問』面接官は要注意!面接では「聞いてはいけないこと」が存在します。気づかぬうちに「してはいけない質問」をしているかも。面接官が心がけていることを紹介します。...

【基本的には3つだけ】採用面接のときに、面接官の私が就活生に聞いている具体的な質問

■簡単に自己紹介してください。
■学生時代(社会人)で一番力を入れたことは何ですか。
■さいごに、言い残したことなどあれば、どうぞ。

実際に聞いている質問は、ずばり!この3つです。

えっ?もっと聞いてるでしょ?と思いますよね。もちろん、面接の間はいろいろと聞きたいことを聞いております。

でも、正直、大きな質問は、この3つしかしてません。一言一句、そのまま同じときもあります。

正確には、『この3つの質問は忘れないように必ず聞いている』ということになります。

これまで、私が面接でお話ししてきた人たちには、基本のフォーマットとして同じ質問をし続けてきました。

どうでしょう。少し安心できるんじゃないでしょうか?聞かれる内容が分かっていたら対応策も考えておけるというものです。

面接では、当たり前ですが質問そのものより質問にどう答えるか?が大切。そして、この3つの質問で確認していることはもちろん違います

ここからは、ひととおり、面接をイメージしてみましょう。ノックして、面接部屋に入ってあいさつします。「どうぞ」と言われたら席に座ります。

ここでは、細かいマナーは気にせず普通に座りましょう。席に座って、最初の質問です。

簡単に自己紹介してください。

こう聞かれました。あなたはどう答えますか?

『○○大学の○○と申します。本日は、よろしくお願いします!』という感じですね。

『大阪から来ました。柿色ぱんだです!情熱の薔薇、歌います!』とNHKのど自慢が始まりそうです(笑)。

この質問には、「自己紹介」「簡単に」2つが『重要そうなワード』として入っています。

ここで面接官である私が、確認しているのは、『面接という非日常で落ち着いて考えて発言できるか?』ということです。

この質問でみなさんに求められている回答は、単純です。自己紹介を簡単にするだけ

この最初の質問で、意外にその人の本質が見えるものです。面接なので面接官は、「その人がどんな人」かまず、最初に知りたいわけです。

なので、「大阪から来ました、柿色ぱんだです!」だと必要最小限の情報しか伝わりません

「簡単に」ということには合ってますが自己紹介としてはちょっと弱い。ここでは、自己紹介=自己PRと考えてもらって問題ありません

ぜひ、自己PRして欲しいですね。ここでもう一つのワード「簡単に」が出てきます。気を付けたいのは、『自己PRしすぎない』ということです。

え~、『ひとこと』でもあかんし、『自己PR』してもあかんやん!どっちやねんっ!とみなさんから突っ込まれるのは当然です。

自己PRしすぎるというのは「話過ぎる」ということになりかねません。最初の質問で時間をかけすぎると面接官は、聞きたいことが聞けなくなっちゃいます。

この空気感を読み取って配慮できるか?面接という場を理解しているか?最初の質問ではそれも判断してます。

この一つ目の質問にどう反応するかでその人が「考えて行動する人」か、「反射的に行動する人」か、さらに「相手の立場を配慮できる人(空気を読める)」か、を判断しています。

次の質問です。

学生時代(社会人)で一番力を入れたことは何ですか?

『学生時代に一番力を入れた経験』をどう、書類に書くか?どう、面接で相手に伝えるか?「学生時代に力を入れてきた経験なんてないよ~」というひとに読んで欲しい。ガクチカの深掘り方法です。...

これは、超定番の質問ですね。

新卒の就職活動での面接では、100%の確率で聞かれると言っても過言ではない質問です。

最初の質問もそうですが、面接の場では、面接官と面接される人のコミュニケーションを通じて、「お互い」に何かしらの判断をすることとなります。

面接を受ける方も、いやな面接官だったら、その会社自体がいやになりますよね。

学生も会社もあくまでも対等な立場です。

面接官が面接において一番知りたいことは、『成果の再現性』といわれるものです。

その人が生み出すであろう「未来の成果」は分かりませんが、その人が行動したことで「過去にどんな成果が生み出されたか」は分かります

それを確認する質問がこの「学生時代で一番力を入れたことは何ですか?」ですね。私が面接官をするときの面接時間の大半は、この質問をきっかけに「気になること」を掘り下げていきます。

なぜ、その活動に力を入れたのですか?

その時に一番苦労したのは何ですか?

成果に繋がったのはどこがポイントでしたか?

この経験を次の何かに活かしていますか?等々

この深掘りによって『成果の再現性』を確認しています。

面接の時間も過ぎていきました。さいごの質問はいつもこれにしています。

さいごに、言い残したことなどあれば、どうぞ。

これは、面接される側の満足度を上げるための質問です。面接って、『面接をする側』と『面接される側』に分かれます。

面接される側の方が弱いって思ってませんか?私自身は面接は対等なコミュニケーションだと思っています。

でも、面接される側は、言いたいことを言えてないかも知れませんよね。勝手にしゃべれませんし。

なので、私は面接で全てを出し切ってもらうために最後にこの質問で、思い残すことが無いよう確認しています。後悔して欲しくないんですよね。

ちょっと、この3つめの質問については、もしかしたら特殊かも知れません。

私自身、『面接される側』で途中から失敗してるな~と感じていた時、このように最後にチャンスをもらえると助かった!と感じていたので、面接官の立場になった時に同じようにしたいといつも考えています。

質問があったり、逆に聞いてみたいこともありますからね。

「相手の立場になってくれる面接官って、いい面接官だな~」と面接される側にも感じていただき、会社そのものの印象も良くなったら幸いです。

面接官を通じて、会社の姿勢は伝わります。いつも気を付けてますね。

たまたま、面接という場で『判断する側、される側』になりましたが、状況が変わると面接される人もお客様ですから。

あ、この質問されたからと言って、「うまく回答できてなかったんや!だからわざわざ聞かれたんや~。落ちたわ~」とかは思わないでくださいね。

まとめます。

就職活動や転職活動をはじめようとするみなさんにとって、「非日常」の体験はやはり、「面接」ではないでしょうか?

グループ面接や1対1の面接。面接官が複数いるなどかしこまって、コミュニケーションすることに気が重くなる人もいるのではないでしょうか?

もちろん、面接自体は就職活動や転職活動だけではありません。いろいろな場面がありますよね。

会社に入ってからも昇格試験上司との面談も緊張するものです。アルバイトの面接もありますね。

今回は、今まで1万人以上の面接に関わってきた私が、どんな質問でどんなことを考えているのか?を紹介させていただきました。少しでもお役に立てるとうれしいです。

あくまでも質問の回答から何を判断しているかは、私の場合になりますので、その点はご理解ください。

もちろん、質問の内容、種類、聞き方は千差万別。でも、今回の質問は、どんな面接の場面においても高確率で出現してくるものです。事前にイメージして対策しておきましょう!

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~!