
ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。
ラグビーにとっつきにくい原因のひとつが「ルールのわかりにくさ」がありますね。特に「反則」がよくわからない。
他のスポーツでも反則は試合の流れを変えてしまいますが、ラグビーはそれが顕著ですね。
試合中に反則の数を数えられたりして、TV中継だと画面に数が表示されますし。
ちょっとわかりやすく反則を紹介してみたいなと思います。
【わかりにくい原因】ラグビーの反則について解説
■軽い反則:スクラムで再開
■重い反則:フリーキックやペナルティキックで再開
■さらに重い反則:一時退場、もしくは退場
ラグビーの反則がわかりにくい一番の原因は、レフェリーが反則を取った後に「再開するプレーが反則によって違う」ということでしょうね。
また、反則でなくてもプレーが停滞するとレフェリーが笛を吹きます。これもややこしい原因です。短く笛を吹くので聞き分けねばなりません。
私も初心者のときに、レフェリーが笛を吹いて、それからメンバーの動きを見てから対応を考えていました。
今思うとダメダメですね~。まあ、最初はそんなもんです。当然ながらわかってくると「ペナルティキックやな」とか「スクラムやな」とわかってくるのですが。
軽い反則:スクラムで再開
軽い反則と書くと少し誤解されるかもしれません。この反則が起こった時にはすぐさま反則をしたチームがピンチになるということではありません。
どちらかというと攻撃をしていたけどミスってしまった!残念ながら相手ボールで試合再開~といったところです。
反則が起こった地点で、相手ボールで「スクラム」を組んで再開となります。
その反則がこちらのふたつ。
■ノックオン:ボールを前に落としてしまうこと。前にというところがポイントです。単純に落としても後ろ向きならそのまま流れることもあります。
■スローフォワード:前にパスを出してしまうこと。
ラグビーの基本は、「ボールを持っている人が一番前」
ボールを持っている人より前の人がプレーをしてはいけないわけです。これは後で紹介する反則でも基本的な考え方となります。
このふたつは「スクラムでの再開」なので、いきなり始まることはありません。
この反則と混同しやすいのが、「プレーが停滞した時」。これは明確な基準はレフェリー次第になります。
ラックやモールといってボールを奪い合うために選手が密集します。
その際にどちらかが反則するとわかりやすいのですが、どちらのボールかわかりにくいままプレーが止まってしまうとレフェリーは試合を止めてスクラムから再開します。
できるだけプレーを継続しようということで試合を止めることは少なくなりました。
モールに関しては停滞することがあり、また停滞すると持ち込んだ側ではなく、止めた側のボールとなるため重要なプレーとなります。
ん~、簡単に紹介しますといいながら、簡単に紹介できない。
とにかくスクラムで再開するのは「ノックオン」と「スローフォワード」です。この反則が起こった時はプレーが止まるのでほっと一息です。
重い反則:フリーキックやペナルティキックで再開
重い反則が起こると基本的に相手側にキックの選択肢が与えられます。このキックは2種類あります。
選択肢が多すぎるのがラグビーの難しさになってるんでしょうね。
ひとつが「ペナルティキック」。反則が起こった場所や試合のマネジメントによりますがそのままペナルティゴールを狙うことが可能です。
サイドラインの外側に蹴りだせば、自軍のボールのラインアウトで再開できます。
もうひとつは「フリーキック」。これは、試合を止めますが「試合中のキックと同じ」です。
ペナルティキックとの違いは、ペナルティゴールを狙えないということとサイドラインの外に蹴りだすときに注意が必要ということでしょうか。そのままタッチを割ってしまうとダイレクトタッチといって蹴った地点に戻されてしまいます。
というキックがふたつあることをことを踏まえて、代表的な反則を紹介します。
■ノットリリースザボール:タックルされたプレーヤーが倒れたのちにもボールを手放さないこと。相手ボールのペナルティキックになります。
これは、ボールを手放さないというよりも手放せないという方が正しいかも。よく「○○選手は『ジャッカル』が得意です」という実況が入ることが多いですが、手放せないようにがっちりと捕まっている場合がほとんどですね。
■ノットロールアウェイ:タックルをして倒れたプレーヤーが、その場から離れず、離れる意志も見せないこと。相手ボールのペナルティキックになります。
せっかくタックルして相手を止めてもすぐに立ち上がって次のプレーに移らないとわざと遅延させようとしているとレフェリーに判断されてしまいます。
大きくはこのふたつで十分なのですが、ややこしいのがオフサイドです。
■オフサイド:ラックやモールに対して一番後ろから参加せずに横から、前から参加すること。
もしくは、その最後尾の延長線上より前に立って、プレーをすること。どちらも相手ボールのペナルティキックとなります。
このオフサイドがわかるようになるとラグビーを見ていても「今のはオフサイドちゃう?」と盛り上がれます。
同じタイミングでレフェリーが反則を取らずアドバンテージで試合を流したりすると「やっぱりね!」と知ったかできます。
その他の反則の詳細については、あまりに多すぎるので一気に理解するのは難しいですね。
頻度が高そうなのから順に紹介すると
■オブストラクション:ボールを持っている味方にもうひとりの味方が重なってしまい、相手ディフェンスの妨害をしてしまうこと。
相手ボールのペナルティキックとなります。ボールを持っている人が一番前の原則ですね。
その人より前にいると相手ディフェンスの邪魔になるということです。
■オーバーザトップ・シーリングオフ・オフザフィート:ラックにおいてボール継続を妨げた反則たちになります。詳細はわからなくてもノットリリースザボール、ノットロールアウェイでなければこのどれかです。相手ボールのペナルティキックとなります。
■コラプシング:わざとスクラムやラック、モールなどを崩す反則です。相手ボールのペナルティキックとなります。
フリーキックになる反則も紹介しておきましょう。スクラムやラインアウトでの反則となります。
スクラムやラインアウトを正しく実施できなかったときですね。
■アーリーエンゲージ:タイミングよくスクラムを組まなかったとき。相手ボールのフリーキックで再開です。
■ノットワンメートル:ラインアウト形成時、相手と1mの間隔をしっかり取らなかったとき。こちらも相手ボールのフリーキックで再開です。
その他にも、たくさんの反則がありますのですが、とりあえずこんなもんで。
さらに重い反則:一時退場、もしくは退場
ラグビーは15人対15人で行うスポーツです。ひとり人数が減ると大きなハンデとなります。
通常の反則を何度も繰り返したり、明らかに故意に反則したりすると大きなペナルティとして、イエローカード、レッドカードが提示されます。
イエローカードは、10分間の退場。レッドカードは、その試合に以降出ることができません。
イエローカードやレッドカードが出やすい反則もありますね。
■ノーボールタックル:ボールを持っていない選手にタックルをすること。
■ノーバインドタックル:両手で相手を抱えることなく、肩などでぶつかってタックルすること。
■ハイタックル:相手プレーヤーの肩より上へタックルすること。首に腕をひっかけてタックルすることなど。
全て相手ボールのペナルティキックとなりますが、さらに退場の可能性が出てきます。
どうしても止めないといけない場面はありますが、5点のトライの代わりに14人になってしまっては元も子もありません。
とにかく、人数が減ることは一番避けねばなりません。
まとめます。
ラグビーがわかりにくい要素のひとつが「反則」が多くて理解できないことです。
できるだけわかりやすくまとめたつもりですが、これでもすべての反則を紹介できていません。
あとは、試合を見ながらちょっとずつ理解していきましょう。
まあ、私自身、ルールも知らずにラグビーの試合してましたけどね~
この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。
ほなね~