ラグビー

ラグビー テレビでの試合観戦 ポイント

これは、おそらく野球の中継です。

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

初めてみるスポーツは、『何を見たら』楽しめるのか?わかりませんよね。特に、ラグビーは基本的なルールは決まっているものの。毎年、ルールそのものや解釈が変更されます。

例えば、ラインアウトといって、外に出たボールを投げ入れるプレーがあるのですが、昔は味方を持ち上げることは反則でした。これが紆余曲折を経て今の形になっているんです。細かく話し出すときりがないのですが、ルールの変更は「試合を面白くするため」と「選手の安全を確保するため」が基本となっています。

私がラグビーを始めたころは、「スクラムは離れてぶつかり合う」ものでした。組む前に相手の肩に手をつくと反則でした。

今は、安全のため相手とバインド(しっかり持って)してから組み合うようになっています。

ラグビー テレビでの試合観戦 ポイント

■基本の流れをチェックする。
■審判の動きをチェックする。
■セットプレーをチェックする。
■背番号11番・14番・15番をチェックする。
■時間をチェックする。

  
前振りでは細かいルールを話しましたが、はっきりいって、人と人がぶつかり合ったり、すごいスピードで駆け抜けたりを見ているだけで十分に楽しめます。いや、それで十分かも。

とはいえ、今、どちらが攻撃しているか?などは、わかっている方がより楽しめます。

まずは、基本的な試合の流れを押さえておきましょう。

基本の流れをチェックする。

まず、試合開始は「キックオフ」です。サッカーと同じですね。事前に、両キャプテンが審判と「コイントス」して場所かキックかを選んでいます。後半はそれが反対になります。

ボールを蹴ると蹴った方のチームはわーとボールに向かって走っていきます。ボール争奪戦のスタートです!

蹴られた方は、飛んできたボールをキャッチして確保します。この確保したボールを前に投げることなく、後ろに後ろに投げながら、すきを見つけるとそこに走りこんで陣地を進めていきます。

ボールを持った人が相手の選手と当たることが「コンタクト」。ボールを持った人を捕まえるのがかの有名な「タックル」です。

ラグビーは、立ったままだとプレーを続けることが許されます。しかしながら倒されるとボールを離さなければなりません

タックルを受けて、倒れた人がボールを離し、その地点からボールが動くと一つの「フェーズ」が終わります。これを繰り返しながら前に前にボールを運んでいきます。

そして、グラウンドの端にある「H」の形をしたポールの向こうの地面にボールを抑えると「トライ」となり5点が入ります。トライをするとおまけで「コンバージョンキック」というのができます。

コンバージョンキックはボールを蹴って「H」のポールとポールの間の横棒を超えると2点が入ります。

つまり、トライすると5点か7点かの得点が入るわけです。

点数を入れる方法はもう一つあって、先ほどコンバージョンで説明した「H」のポールとポールの間にキックでボールを通すと3点が入ります。このキックは、「ペナルティキック」「ドロップゴール」に分かれますが、まあ、蹴ってポールの間を通過したら3点と思ってください。

点数が入ると「入れられた方(得点を取られた方)」のキックオフから試合が再開します。

これを繰り返すわけです。ん~。面白さがいまいち伝わりませんね。

ボールを持ったら持った人が走って逃げて、追いかける。捕まったらそこでボールを奪い合う。また、ボールを持った人が走って逃げて、追いかけるを繰り返すスポーツです。

審判の動きをチェックする。

何度も言います。ボールを相手陣地まで運んだらよいのがラグビーです。途中で「コンタクト」が発生し、ボールを奪い合うのですが、正直、どちらのボールかわかりません。

その時に見てほしいのが審判の動き、途中で手をどちらかに上げます。プレーが止まっているときは笛を吹いて、やり直しですが、プレーが動いているときはそのまま続けます。何かしらの反則行為があったのですが、「アドバンテージ」といって、反則された側が有利な場合は続けます。

その上がった瞬間から上がった方のチーム(反則していない方)が有利になります

はっきり言って、TVの中継ではボールが映らないこともしばしば。よくわからないときは審判を追いかけるに限ります。

ラグビーって、「審判がすべて」なんです。もちろん、最近はビデオ判定もありますが、審判の判断について文句を言うこと自体がNGです。

トップレベルの審判は、ぶれないですしね。

2015年のラグビーワールドカップで日本は、南アフリカに勝利しました。「ブライトンの軌跡」といわれていますが、この時、日本代表は、審判のレフリングまで研究し、それに合わせて試合をコントロールしていました。

審判が絶対!だけに審判を追いかけるとテレビでは試合の流れを追いかけやすいです。

セットプレーをチェックする。

ラグビーから出てきた用語で有名なものの一つが「スクラム」ではないでしょうか?「なんだかわからんけど団結してること?」って感じでしょうか?

この「スクラム」「ラインアウト」「セットプレー」といわれます。小さな反則(表現が難しい)やボールがタッチラインの外に出た場合に「試合を再開」するプレーになります。

「セットプレー」が面白いのは、「基本的に中立なところから奪い合う」という点です。ボールを投げ入れるほうが有利なのですが、再開するときには「真ん中」に投げ入れます。

投げ入れたボールを取り合うのが「セットプレー」。純粋に力と力のぶつかり合いです。「スクラム」は「押せー!」と叫びたくなります。

試合中に必ず発生するこのプレーですが、「セットプレー」というだけあって、いったん中断し、準備してから始まります。そのために見ている方も見る準備ができるわけです。

画面ではよく「マイボール獲得率」なんて出てきますが、それがこのセットプレーにおいて、自分たちが投げ入れたボールを確保できたかどうかの結果です。

この小さな「勝ち負け」が最終的に試合そのものの「勝ち負け」につながります

背番号11番・14番・15番をチェックする。

格闘技的な面は、テレビを見ていてもわかりやすいのですが、ラグビーのもう一つのだいご味である「走って地域を奪う」というところも見逃したくないですね。

チェックしてほしいのは、背番号が11番、14番、15番の人。彼らがボールを持つと「走り」ます。それもめっちゃはやく。

ラグビーを見ているとすぐにわかるのですが、ボールを出すと横に横にボールを「パス」していきます。これは、パスをすることで「ギャップ」と呼ばれる守備側の「穴」を作ってそこに走りこんでいくということを目指しているからです。

途中で「コンタクト」が発生してボールの奪い合い!になるわけですが、11番や14番の人がボールを持つとするすると抜けて前に走っていくことが多いです。

事前にチェックしておくと見逃しません。とはいえ、背番号なんてテレビ画面だと見えない・・・。そんなときは、横に並んでいる人たちで「一番端に立っている人」を見ておきましょう

たまに、「あれ?思ったより足が遅いな」と感じたときは背番号が2番だったりします。

時間をチェックする。


テレビで試合を見るときは必ず経過時間が画面に出ています。これが重要です。昔は、サッカー方式で審判の時計がベースでしたが、今は時間管理がしっかりされています。

そのため、前半40分、後半40分がきっちり計られています。バスケットボール等と違うのは、時間が終了しても、プレーが終了しないと終わらないという点です。特に相手のペナルティをもらっているときはボールを外に出しても終わりません。

ここを理解していると、見ている方でも「タイムマネジメント」ができるようになります。女性脳にむけてというより、男性脳に向けてになりますが、見ていると「おや?試合の仕方変えた?」と気づく瞬間があります。

今までがむしゃらに点を取りに行っていたのになんだか一生懸命さがなくなったような。勝っているチームは基本的に1点でも多く得点を挙げていればいいので、積極的に攻撃することから「時間を使う」という作戦に変わります。

ボールをパスして走っているより、相手にぶつかって押し合いをしている方が時間を使いますし、ボールを確保し続ける可能性が高まるわけです。

残り5分ぐらいになると顕著になります。明らかな時間稼ぎ。よくサッカーでは時間稼ぎは批判を受けることもありますが、ラグビーの場合は、この時間稼ぎが面白い。

対戦相手も奪い取ろうと必死なので、「ミス」も起きやすいんです。完璧な時間稼ぎってないんですよね

点差が開いているときも最後まで楽しめます。なぜかラグビーでは「終わり方」をめちゃくちゃ気にします。「最後にトライ取って終わろうぜ!」みたいになります。

身体をぶつけるスポーツなのでけがが怖いスポーツです。練習では本番を想定して練習するわけですが、やはり試合は違います。

せっかく練習してきたことを試す機会が試合でもあるので、最後まで頑張るんですよね。

細かくなりますが、ワールドカップやリーグ戦ではトライ数や得失点差によってポイントが変わってきます。こういうところも考えながら試合をするわけです。負けるにしても負け方が重要って感じですね。

まとめます。

ラグビーをテレビで観戦するときは、基本は何も考えず、人と人がぶつかったり、走り抜けたりするプレーを楽しみましょう。

できれば、「試合の基本的な流れ」を知っておくといいですね。試合の流れを統制しているのが審判。審判の動きで何が起こったかわかります。

試合の流れ中でちょっと時間を取って再開するときには「セットプレー」というのが出てきます。これは力と力の押し合いを堪能する。

さらに横に並んでいる人たちの一番端の人(11番や14番、ときには15番)を押さえておくと、走ってボールを運んでいくスカッとする場面を見逃しません。

最後は、時間を気にしながら早く終われ~!とか時間がもったいない~!とか考えながら楽しみましょう。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~