ぱんだの視点

【良かった点・悪かった点】持ち家を購入した経験

わたしの家ではありません。

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

持ち家か賃貸か多くの人が悩むんじゃないでしょうか?30代になると仕事も落ち着き、パートナーもできて、つぎは住むところを落ち着かせよう!みたいな感じ?

私自身もまさにそんな状況でした。決まった家に住むのは当然で、持ち家か賃貸かは「損得で決める」くらいしか考えてませんでした。

今思うと一番考えなければならなかった「何のために家を購入するのか?」あいまいだった気がします。ここをしっかりしないと「その家賃払い続けていたら家が買えますよ」という住宅メーカーの営業マンの「常套文句」にあらがうことはできません

正直、心のどこかでは「賃貸より得してる」と思いたい自分がいて、いまだにローンを払う言い訳にしています。

あ、持ち家購入を後悔してませんよ~。念のため。後付けでも目的を持ちましょう!やはり「家族の集う自分名義の場所」は個人的には「プライスレス」です。

ちょっと前振り長めですが、私自身が家を購入した経験でおそらく一番の問題点は「衝動買いをした」ということでしょうね。ありえません。

何ごともチャレンジ!はいいのですが、後先を考えない傾向が多分にあります。そんな「経験者が語る」一つの事例としてください。

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【良かった点・悪かった点】持ち家を購入した経験

良かった点3つ
■住宅購入の経験はそれはそれは楽しい日々
■自分の帰るべき家がある喜び
■ちょっと、ほめられる

悪かった点3つ
■ローンはしょせん借金
■持ち続ける負担がある。さらに「持ち家賃貸」でトラブった。
■資産価値があるか心配

持ち家を購入し、良かった点、悪かった点を紹介していきたいと思うのですが住宅を購入して約10年。ですので、約10年前の経験になりますことをご了承願います。

で、わたしは、いわゆるハウスメーカーの『へーベルハウス(旭化成ホームズ)』さんで建てました。土地から購入して、一戸建てを建てましたがいわゆる「注文住宅」というやつですね。

それでは、良かった点から

住宅購入の経験はそれはそれは楽しい日々

自分の家が建つまでの約1年間はそれはそれは楽しい日々でした。1年間の長期のエンタメと考えると数千万円は安い!訳はないですが・・・。

「建売」の場合もいろんな家を見にいく、その検討している時間が超楽しいですよね。

これを楽しめなかったら「持ち家購入」には向いていません。時々、義務か何かで持ち家を検討している人がいます。そんなに苦しいんやったら買わなきゃいいのに!みたいな。

そんな人は「賃貸費用は掛け捨ての保険」と考え、「ローンで払った方が得!」と考えてるんでしょうね。何度もいいますが持ち家購入は「損得」ではありません資産形成を考えるなら「損得」と「自分の気持ち」をしっかりと考慮し、検討してください。

資産形成という観点でいうと圧倒的に賃貸をおすすめします。

そもそも「衝動買い」するきっかけですが、当時ヘーベルハウスさんの静岡県富士市にある「住宅総合技術研究所」に見学するツアーがありました。今は開催しているか微妙です。コロナもありますし。

で、この見学会なんですが往復の交通費も出るし、お昼も富士宮焼きそばなどの屋台めしを食べることができるということで、家族と出かけました。まあ、娘も小さかったし、家族で富士山をタダで見にいこうという不遜な理由でした。

ここからヘーベルハウスさんとのお付き合いがスタートしました。

おそろしいもんで、まったく家を購入することなんて頭になかったのですが潜在的にはあったんでしょうね。めちゃくちゃ、家を建てたくなるんです。が、建てる場所も決まっていないのでね。まあ、いつかはという気持ちです。ここからがハウスメーカー営業マンの腕の見せどころ。丁寧にフォローいただき「建てたい」気持ちを高めてくれます。

土地選びにはじまってローンの組み方や考え方、人生ではじめてライフプランについて考えた気がします。今でこそ、youtubeやブログで多くの人が「資産形成の大切」さや「ライフプランを考える重要性」を発信していますが、当時は家を建てるとか結婚するという節目がないとなかなか考えられませんでした。

建てる!と決めてからはとんとん拍子に着工、完工!とはいきませんでした。一番最初に購入を検討した土地は、ヘーベルハウスさんの調査の結果、環境的に不適合ということでNGとなりました。

この経験も良かったですね。最初の土地では、3階建てを建てて、屋上から花火が見える、てなプランを考えていました。それがNGとなり、残念でしたが全く新しい場所で新しいプランを考えることとなりました。

家が完成するまではいろいろあって書き足りないのですがちょっと長くなったので今回は省略します。機会があれば書いていきたいですね。

とにかく、家を建てる経験は極上エンタメ&プライスレスです。

自分の帰るべき家がある喜び

ふたつめは、べたですが「持ち家」である。ということですね。よくも悪くも「拠点」ができたことで、家をベースにいろんなことが考えられます。子供の教育もそうですしね。

自宅は駅から微妙に遠いところにあるのですが、終バスがなくなり、歩いて帰るのもこれまた楽しい。

実は、まったく縁もゆかりもないところに土地を買って家を建てました。そういう意味では、家を買うこと=その地域で生活をはじめることでもあったので全てが新鮮で、いまだに新しい発見がありワクワクします。家族で散歩してても楽しいです。

もちろん、持ち家じゃなくても賃貸で長年住んでいる地域でも「同じこと」ではありますが、性格的に「借り物」にめちゃくちゃ遠慮してしまう性格なので、やはり「自分のもの」が性格的にあっている気がします

子供たちにとっても生まれ育った家が変わらずあることが良いのかなと思っています。

ちょっと、ほめられる

さいごは、昔ながらの価値観なので「だから何?」という感じですが、まあ、持ち家を購入すると「すごいね」といわれます

ちょっと、自尊心をくすぐられます。そのためではないのですが、購入の際には「資産価値」の高い家という視点で土地も建物も考えていました。

最初の土地がNGになった時に、「もう、家建てるのやめようかな」と考えました。うちの奥さんは、「縁」を大切にする人で「こりゃ、縁がなかったな」という判断になりました。

しかしながら、せっかくの機会だったので、「○○の地域で○○な値段だったら検討しよう」という設定をして再度、活動をはじめました

結果、条件にあうところが出てきたので、そこで家を建てました。

もともと、ヘーベルハウスの営業さんから「資産価値」についてはお話をいただいていました。「少子高齢化」が進む中、「郊外の一戸建てが本当にいいか?はよく考えてくださいね」、と。

まさに、家を建てる目的につながりますが、郊外で自然が多く子供をのびのび育てたい、広い方がいい!という人もいるでしょう。が、個人の想いを優先しすぎるとリセールできない=資産価値が低いということになります。

最初の土地は、今後、資産価値が上がるかもしれないというところでした。近くに新駅開発の計画があり、人が増えてくるかもという見込みでした。

二回目の土地は「すでに資産価値の高い」土地でした。ここは将来的にも価値が安定していると納得して購入したということです。

そんなこともあり、ここに家があると説明するとちょっとほめられます。

悪かった点3つ

ローンはしょせん借金

逆に悪かったことはやはり「資産」がらみになります。住宅ローンは単純な借金とはかなり内容の違うものですが、「しょせんは借金」です。

もちろん、住宅ローンは「団体信用生命保険」がついていて、返済期間中に死亡または高度障害状態になったときなどに、その保険金で残高が完済されたりします。最悪のときにはローンがチャラになるわけですね。

とはいえ、多くの人は賃貸と比較するので35年ローンを組む人が多いかと思います。そうすると見た目上の月々の金額は、賃貸の使用料より安くなったりします。

賃貸の家賃を払えなくなったら、出て行って別なところを検討するわけですが、ローンが払えなくなると、自分の家を出ていくことになります。これは、あまり考えたくないですね。

せっかくの持ち家ですが、ローンを完済するまでなんだか借りている感じ・・・。ちょっと本末転倒な気もします。

持ち続ける負担がある。さらに「持ち家賃貸」でトラブった。

ローンだけでなく、維持管理費も自分自身で準備するのが持ち家です。この費用は結構、高額になりがちです。ローン以外に必ずかかる費用は「固定資産税」。これは、月々の家賃と比較するときに忘れがちです。

また、維持管理するにも費用が掛かります。賃貸だと住宅設備は大家さんの管理ですよね。例えば、エアコンが故障したりしたら大家さんや管理会社に相談するわけです。

給湯器なんかが壊れた日にゃお風呂に入れません。が、よっぽどこちらに過失がある場合を除いて、きちんと直してくれます。

これが、「持ち家」だと自己負担です。まあ、当たり前といえば当たり前。よく使う家電や設備ほど、10年も経つと経年劣化するわけです。普通に買い替えが必要です。これも賃貸とは違う「プラス」の負担となります。

賃貸でも自分で用意しないといけない場合もありますので一概には言えませんが。

また、持ち家に「住めなくなる」というリスクもあります。例えば、転勤等ですね。全国転勤がある人はあまり持ち家をしないかもしれませんがそれでも買いたくなるのが「持ち家」です。

転勤等の場合は、やはり賃貸で貸し出すことになります。これもリスクです。まあ、「他人に住まれたくない!」ということで自分で管理される方もいますが、結構、大変です。

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資産価値があるか心配

良い点のさいごにも紹介しましたが「資産価値があるかどうか」は大きなポイントです。特に、持ち家は「こだわり」を強くするあまり、万人受けしないことが多いです。

例えば、郊外に大きな家がある。自分自身は、通勤に時間がかかっても大きな家に住みたいということで購入するわけですが、いざ、販売するとなると同じ価値観の人を探さねばなりません

特に少子高齢化が進む日本では、地方都市の価値が相対的に下がっているともいわれます。東京都内や横浜、川崎、千葉、さいたまあたりでも資産価値として高い土地やそうでない土地に分かれます。

従来は、○○沿線の物件は資産価値が高い!等ありましたが、コロナ禍で状況が変わった部分もあります。

とはいえ、主要都市をつなぐ沿線はやはり強いとは思います。東横線とか。関西だと阪急沿線で大阪に近いところとか。

また、話題のFIREや老後2000万円問題等、「資産」に注目が集まる時代になりました。資産形成において「車」や「家」の所有に関してネガティブな意見も多くあります

私は正直、「考えはじめたときにはもうすでに購入していた」パターンなので、今の家がどのくらいの資産価値なのか?が心配です。

簡単に現在の市場価格を査定してくれるサイトや会社があるのですが、まだ、確認できていません。正しく資産を確認するためには必要とわかっているのに・・・。

自分で考えて建てた家は「プライスレスや~」と勝手に資産から外しています。なので、私の家計簿には「ローンの負債」のみです。みなさんは、まねせず正しい家計管理をしましょう~

まとめます。

持ち家を購入しているわたくし、「柿色ぱんだ」が持ち家の良い点、悪い点をまとめてみました。

資産価値の高い家は、当然ながら土地・建物の価格も高くなります。そう考えると早いうちに購入し長期ローンを組みたいところですが、収入によっては高いローンは組めません。もう少し、会社で昇進してからと考えると買うタイミングが失われていく。

持ち家を購入する経験は、めちゃくちゃおすすめします。本当に楽しかったので。反面、資産のことを考えて、10年前の自分に家を買うことをおすすめするかは悩みます。なんじゃそれですね。すいません。

そのぐらい、難しい判断だということです。間違っても私のように人生で一番大きな買い物を「衝動買い」しないようにしましょう。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~