面接

『学生時代に一番力を入れた経験』をどう、書類に書くか?どう、面接で相手に伝えるか?

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

面接の定番質問は「学生時代に一番力を入れた経験は何ですか?」(通称:ガクチカ)ですね。

「学生時代に力を入れてきた経験なんてないよ~」といきなり自信を無くす人も多いのではないでしょうか?

『学生時代に一番力を入れた経験』をどう、書類に書くか?どう、面接で相手に伝えるか?

<箇条書きで書き出す>

1.何に力を入れたか?:勉強、バイト、サークル活動
2.なぜ、力をいれたのか?
3.どういう経験をしたのか?
4.成果はあったのか?
5.成果を次の経験に生かしたのか?

<深掘りする>

1.主観と客観で分析する(自分なりの経験は?人から見たときは?)
2.何を伝えたいか?
3.どう伝えたいか?
4.実際に伝わるか?どんな印象になるか?

学生時代に「何もしていない」は、絶対にありません。必ず皆さんなりの経験があります。問題は、それをいかに相手に伝えるか、さらに自分自身の強みを説明するものでなければなりません。

では、実際に作っていきましょう。まずは、箇条書きで書き出していきます。

1.何に力を入れたか?:勉強、バイト、サークル活動、遊び

まず、何に力を入れたのかを決めましょう。とはいえ、おすすめは、やったことを全て書き出すべきことです。

勉強ならば、ゼミや研究室。卒論の予定。そもそもの学部選び。教養の授業で気になったもの。語学。留学なんかもここに入れちゃいましょう。

バイトも長期間のバイト、短期間のバイト。楽しかったもの、つらかったもの。やったことなければそれでも大丈夫。

サークル活動は、体育会でもそうでなくても。途中でやめていても、参加していただけでも関係ありません。1年だけ手伝った学園祭実行委員なんかがあれば、ここに入れましょう。イベントを実施したというのも大きな経験です。

遊びもいいですね。めちゃくちゃゲームに打ち込んだとか。何かにはまったとか。

書き出しましたか?この時点で、いろいろ経験してましたね。

2.なぜ、力をいれたのか?

次に、その経験の横に「なぜ、力を入れたのか」を記入していきましょう。どんな理由でもいいです。深い理由がなくても問題ありません。

知りたいのは、「きっかけ」ですね。どんな些細なことでもいいんです。あなたが行動するきっかけが分かります。

なんか面白そうでもいいし、友達に誘われた、たまたま、求人を見た、もともと興味があった、人気があったから、いい格好がしたかったから、稼げそうだったから・・・

経験に合わせて理由もたくさん出てくるはずです。

3.どういう経験をしたのか?

次にその経験で一番楽しかったこと、一番苦労したことを書きましょう。一番嫌だったことでもいいです。

ここはできるだけ詳しく書きましょう。その経験に至った経緯、登場してくる人物。実際の経験そのもの。自分自身の果たした役割。別にリーダーでなくても、どのような立場だったのか。その時に感じたことも明記しておきましょう。

文章を書く時の基本として「くそばか丁寧に」記入することがいいそうです。これは私が国語の先生から学んだことなのですが、文章を付け足すのは難しいですが、削るのは簡単です。

ここをしっかりと書くことで、あとが楽になります。

4.成果はあったのか?

経験を通じての結果は、別に記載していきます。

目に見える具体的な成果は記載しやすいですね。大会で優勝したとか、レギュラーになったとか。家庭教師で教えていた子供が合格したとか。

その時にどう感じて、自分自身の中で成長したこと、変化したことはあったでしょうか?これは、完全にあとづけで考えましょう。その時には大したことは考えてなかったかもしれませんが、今振り返ると「気づき」があるはずです。

5.成果を次の経験に生かしたのか?

順番に経験を書き出して、肉付けしてきましたが、一つ一つの経験をつなぐことは可能でしょうか?時系列に並べたときに、前の経験が次の経験に生きたポイントを探すということです。

ここが大切なポイントです。学生時代に一番力を入れた経験は、そこで終わるのではなく、いかに次につながったのかが大切です。

仕事でいうところのPDCAのAの部分ですね。面接では成果の再現性を過去の経験から判断します。PDCまで深く考えることのできる人が大半ですが、Aまで考えておくと完璧です。

今回のやり方のいいところは、様々な経験をつなぐことができる点です。一つの経験が次の経験につなぐことができれば、説得力が増します。

ここまでは、実際に起こったことをできるだけ詳細まで思い出して箇条書きにしてきました。

引き続き、深掘りしていきましょう!

1.主観と客観で分析する
(自分なりの経験は?人から見たときは?)

まず、箇条書きした経験から自分なりに一番力を入れた、一番苦労した、一番楽しかった、一番成果の出たなど一番の経験を選んでください。一番、『自分らしい』経験でもいいかもしれません。

それを主観と客観で掘り下げていきましょう。気を付けることは、『自分なりの経験はどんなことか?』『人から見たときにどんな印象を与えるか?』

自分としてはむちゃくちゃ苦労した経験も、他人からしたら大したことがないかもしれません。でも苦労したからこそ成長につながったとしたらそれは自分なりの経験です。

人から見てもすごい経験があるかもしれません。これはラッキーパターンですね。特に工夫しなくても強みになります。

2.何を伝えたいか?

経験を主観と客観で深掘りしたら、一番伝えたい『本質』が何かを言葉にしてみましょう。面接では、強みの項目になります。『積極性』とか『協調性』とか『チャレンジ精神』とか『創造力』とか。

面接で伝えたいのは何をおいても、自分自身がどんな人間か。それを一言で表す言葉がこれまでの経験からの箇条書き&深掘りで明確になっているはずです。

さらに、ここで出てきた強みにはすでに経験の裏付けがあります。
この経験に裏付けされた『本質』を面接では伝えればよいわけです。

3.どう伝えたいか?

やはり、ストレートに面接官には伝えたいですよね。皆さんを表す言葉はたくさん出てくると思いますが、一番しっくりくる言葉で結論から作ってみましょう。

単純に私はチャレンジ精神旺盛な人間です。でも良いですが、困難な時ほどチャレンジ精神旺盛な人間です。とちょっと修飾語がつくとより伝わりやすいです。

修飾語もこれまでの経験の箇条書きと深掘りでいくつか出てきているはず。自分の言葉で表現しましょう。

とはいえ、凝りすぎるのは問題です。よく自分で『造語』を作って強みを表現する学生がいます。

やりすぎ注意です。

4.実際に伝わるか?どんな印象になるか?

自分勝手にならないように完成したガクチカについては、誰かに見てもらいましょう。それを推敲し続けることによって、より伝わりやすく、よりあなたらしい、あなたにしか作れないガクチカになります。

で、これは様々な面接の質問でも応用が利きます。

例えば、「学生時代に他に力を入れたことは何ですか?」とか、「一番力を入れた経験は、社会に出てどんなことに役立ちそうですか?」などですね。

まとめます。

学生時代に一番力を入れた経験の書き方、伝え方は、まず、事実を箇条書きで書き連ねていきます。
1.何に力を入れたか?
2.なぜ、力をいれたのか?
3.どういう経験をしたのか?
4.成果はあったのか?
5.成果を次の経験に生かしたのか?

成果を次の経験に生かせたかどうかが重要です。ここまでつながるとPDCAのAまで再現できているという証明になります。

次に、箇条書きの中から一番の経験を深掘りします。
1.主観と客観で分析する
2.何を伝えたいか?
3.どう伝えたいか?
4.実際に伝わるか?どんな印象になるか?

単発の強みや経験は誰でも言えることかもしれません。しかしながら強みと経験をつなげると独自の強みと経験になってきます。客観的な視点を入れながら推敲を続けてください。

正直、社会人に出てもこの作業は続きますので~。昇格試験でも転職活動でも営業活動でも一緒です。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~