国語

文章を書くときの『漢字』の使い方

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

エントリーシートでも履歴書でも、手書きは少なくなりました。しかしながら「文章を書く機会」は減ってませんよね。メールやSNSが中心となり、話し言葉と書き言葉の線引きは無くなってきていますね。

それでも気を付けるポイントはいくつかあります。特に『漢字』の使い方は、正直、難しいです。

文章を書くときの『漢字』の使い方

1.ひらがなの方がいい表現
2.使用方法そのものが「避けられる」、「間違っている」表現

書類を書くときの言葉の使い分けについては『状況に応じて正しくする』ことが大切です。すでに、一般的な使い方になっていて、疑問を感じない表現もありますが、一方で不快に思う人がいることも確かです。

特に、企業向けに書類を提出する場合、新卒ではなく転職だった場合など、その人柄が十分に分からない状態はよくあります。そうすると、『言葉の使い方』によって、相手に『仕事の能力や取り組み姿勢を勝手に低く判断されてしまう』こともあります。

スタートラインで10mハンデのあるようなことを避けるためにも、表現については意識していきましょう。

1.ひらがなの方がいい表現

ビジネス文書、特に公的な文章では、「漢字表現ではなく、ひらがな表現」がなされることが多くなります。一番の理由は、『常用漢字』をベースに運用しているからです。

新聞やメディアもこれに準じた運用となっており、いつも目にする表現と違うことが、読み手の違和感につながるようです。

エントリーシートなども使用する表現は統一する必要があります。自分自身で、ルールを策定し意識するほうがよいでしょう。(新聞ほど明確である必要はないですが)

字数制限がある中ですのでできるだけ『漢字』にしたいところですが、漢字が多すぎると『読みにくさ』にもつながってしまうので要注意です。

具体的には、下記のような表現となります。

■宜しく/その為に⇒よろしく/そのために(常用外)

⇒ 常用外:常用漢字ではない表現です。『当て字』だった、『一つの意味の場合にしか使わない』、というものです。また、通例としてひらがなが多いものも含みます。

■書く事⇒書くこと(形式名詞)

⇒ 形式名詞:「事」のほかに、「時」、「物」など、具体的な事案のコトであれば、「事」を使いますが、他のものとくっついて表現するときは、ひらがなにします。

■殆ど/専ら⇒ほとんど/もっぱら(副詞)

⇒ 副詞:予め(あらかじめ)、或いは(あるいは)など、といった表現もひらがなが普通です。

■下さい⇒ください/致します⇒いたします/頂きます⇒いただきます(補助動詞)

⇒ 補助動詞:一番、判断がゆれるものとなります。公的な文章や新聞ではひらがなが普通ですが、ビジネス文書では、見やすさを優先し漢字の場合もあります。

■有難う御座います⇒ありがとうございます(複合要件)

⇒ 複合要件:上記の項目の複合です。有難うは、通常ひらがな表記。御座います。は、補助動詞のため、ございます。が通常となります。

2.使用方法そのものが「避けられる」、「間違っている」表現

一般的には気にすることはないのですが、何気なく使って、反感を買う表現があります。こちらも漢字表現と同じで、使わないで済むならそれがよいという表現です。

就活の学生レベルで気にする方がよくない気もしますが・・・

■お忙しいところ・・・

『忙』という字が、『心を亡くす』と書くので嫌がる人が多いです。そのため、「業務ご多用中」といった表現をすることが通例となっています。

先日はお忙しいところお時間を頂戴し・・・とメールで書きたくなりますね。

■了解しました

了解という言葉は、目上が目下に使うという認識の人がいらっしゃり、不快に感じるようです。「承知しました」が無難な表現です。

■各位様、各位殿、部長様

各位は、それだけで皆様と同義の「敬称」なので後ろには何もつけません。同じように役職も「敬称」なのでそれだけで敬意を表すことができます。各位、部長 といったように。

■間違った敬語の使い方
二重の敬語や目上の人に対する間違った表現など、敬語の使い方を間違うことは不遜な印象を与えます。気を付けましょう。

まとめます。

『漢字』の使い方から、文章を書く際の注意事項まで紹介しました。ブログなんかは特に、口語と文語の差がないので、「ひらがな」にするとより見やすくなるのではないかと思います。

今回は、私自身が会社で人事職能として社内通達などを作成し、全社に発信するという業務の中で多くの先輩から指摘されてきた内容になります。この他にも、気を付けるべき内容はたくさんあります。

また、時代によって使い方が認められる例もあります。「ぜんぜん」なんかはいい例ですね~。こういったことには「かたくな」ではなく「柔軟に」対応したいものです。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~