ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。
就職活動している人が、面接で悩むポイントは、『面接の評価』ではないでしょうか?
合否という結果は明確になりますが、そもそもどのように『評価』をしているのでしょうか?
私自身が行っている採用面接時の評価の流れと調整について紹介したいと思います。
基本的には、『面接官』と『面接担当者』で協議し決定をします。
1次面接での評価と調整の流れをご紹介します。
■グループ面接の場合
■個人面接の場合
■合否の連絡について
1次面接ですので、対象者が数多くなる場合の評価となります。
グループ面接・個人面接問わず、まずはどのくらいを通過させるかで検討を実施します。
1次面接はおおよそ、1/3か1/4に絞るイメージですね。
グループ面接の場合
グループ面接は、過去に面接官1名に対して学生が7名という面接も実施しました。これくらいになると面接官の技量がかなり問われます。
7名もの人間が一斉に動くとそれだけで時間を取りますし、みんなに等しく時間を配分しようと思っても誰かが長く回答すると負けじと他の人も長くなってしまいます。
グループ面接といっても3~5名といったところでしょうか。
基本的に、面接の回数を減らすためと一人当たりの時間を減らすためにグループ面談は実施します。
例えば、一人当たり10分を確保できるのであれば、個人面接で問題ありません。
しかしながら、応募者も多く、1次面接で一人当たり7分程度しか確保できない場合は、グループ面接となります。
面接時間30分の中で実施をする場合が多いかと思います。
その中で等しく質問を振り分けながら面接を進めていきます。
一日面接すると、休憩も含め12コマくらいの対応は可能です。6時間面接している計算です。
各コマ4人ずつだとすると48名と面接できることになります。一人10分だと8時間かかるので、こちらの方が効率よく面接できることとなります。
グループ面接の場合、グループの中で順位を付ける場合と全体で順位を付ける場合があります。
個人的には、グループでまず合否を決めます。これを絶対評価といいます。他にどんな人がいたとしてもその人の面接での合格は変わらないということですね。
その後、合格者の中で順位を決めます。これを相対評価といいます。先ほど、通過率は1/3か1/4と紹介しましたが、普通に絶対評価をしても残せるのはそのくらいになります。
想定より多かった場合は、相対評価の順位の低い人を不合格にします。
個人面接の場合
個人面接の場合でも1次面接は10分から長くて15分程度となります。一日に面接できる人数は、こちらもトータルで6時間程度で24名~30名と面接できることになります。
面接官を何人手配できるかによって面接を行える人数が決まってきます。
とはいえ、面接を受ける立場で考えるとグループ面接より個人面接の方が満足度は高くなります。
グループ面接で7名もの対応をしたときは「エントリーシート全員通過」という施策を打ち出した時でした。
人生に何度とない就職活動ですので、面接経験もたくさんの人にして欲しいということで実施しましたが面接官の負荷が高すぎて、たしか1年で挫折した気がします。
個人面談の場合は、絶対評価よりも相対評価を重視します。
当日、面接した学生の順位を面接官が付け、その通過率で線を引くやり方ですね。
この場合、問題となるのが「ボーダーライン」の学生をどうするかです。この時にはじめて絶対評価を実施し、合格と不合格の線引きをします。
これまた、意外なほど想定通りの人数になります。
もちろん、想定よりも多い、少ないという場合が発生し、その状況を「面接担当者」と調整することになります。
1次面接については、面接官も心得ていて、「経験をさせたい」ということで2次へすすめる場合もあります。
また、もしかしたら次の面接で化けるかも。自分自身ではきちっと評価できてないかもということで次に進める場合もありますね。
合否の連絡について
こういった1次面談を基本的には日程を集中させて行います。
大きな会社だと東京と大阪、加えていくつかの都市で実施し、結果を集約します。
この結果を集約するのも面接担当者の役割ですね。
面接官は、各地域で違う場合がほとんどで、また同じ年に何度も何度も面接に駆り出されるということは少ないです。
しかしながら面接の担当者は運営を含めすべてを管理しています。こういった社員が各地域で合否をまとめて、2次面接の案内を行っていきます。
昔は、個別に電話を掛けていましたね。さすがに22時を超えたりすると会社の姿勢を疑われるので避けていましたが、この電話の対応でも志望度を確認したりしていました。
今は、システムに登録し、同じ時間に一斉に結果連絡がされたりするのでお互いに便利にはなりましたが、接点は減ったかもしれませんね。
まとめます。
1次面接の評価と調整の流れについて紹介しました。
ブラックボックスに感じることも知ってみると「まあ、そりゃそうか」と感じていただけたのではないかと思います。
評価は、「絶対評価」と「相対評価」。まずは、絶対評価で合格できるよう自分自身を伝える方法を考えましょう。
相対評価については、順位付けなのでここは、気にしない方が得策です。会社に入ってからは採用選考時の評価なんて関係ないですからね。
この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。
ほなね~