家電

エアコンの選び方

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

冷蔵庫・洗濯機・エアコンで普及率が100%でない商品はどれでしょう?まあ、記事の題名になっているので分かると思いますが、

(ドラムロール)
どるるるるるるるるるる、どんっ!エアコンです。

北海道が異常気象で暑い夏の日が増えています。しかしながら、比較的夏が涼しい北海道や寒冷地ではエアコンを設置していないおうちも多く、また暖房器具ということでは、エアコン以外の商品が多いので、エアコンは普及率が100%ありません。

エアコンを選ぶのって難しくないですか?量販店の店頭でも同じ室内機がずら~~~と並んでいる光景に「わからん」と立ち尽くすのではないでしょうか?

エアコンの選び方

■選ぶのが難しい家電
■畳数と機能で選ぶ。できれば、信頼できるお店で
■年間の電気代の考え方  

日本の家屋でエアコンを使用する場合、部屋ごとに設置することとなります。つまりその部屋の使い方、特徴によって必要なエアコンが変わるということです。

選ぶのが難しい家電

家電の中でも数少ない「工事がともなう家電」です。エアコンが部屋を冷やしたり、暖めたりする仕組みをご存じでしょうか?

機械音痴な人は、「え、外の空気を引き込んで、室内機で冷やしたり暖めたりしてるんでしょ?」「エアコンの室外機と室内機をつないでいるパイプの中には「空気」が流れてるんでしょ?」と誤解している人もいます。

引っ越しなどで、エアコン撤去費用をケチって、自分で外してえらいめにあう人もいるそうです。

エアコンのパイプの中には「フロン」という冷媒が流れています。この冷媒の働きによって室内機の「熱交換器」という部品をキンキンに冷やしたりアツアツに暖めたりして、そこを通る部屋の空気の温度を変化させるのです。

なので、部屋の空気が循環しているだけです。

機会の理屈も分かりにくければ、自分で購入してコンセントにつなぎ、スイッチONするだけ、ではないのでどんなエアコンを選んでいいのか本当に難しい商品です。

私も過去、カタログに載っている一番いい商品を購入しようとお店に行って、大阪なのに「寒冷地仕様のエアコン」を購入しようとしたことがあります。

「大阪も寒いし、室外機にヒーターついてたらいいんちゃうん?」みたいなノリでした。恥ずかしい。

エアコンのパンフレットやWEBを見ると「タテ軸、ヨコ軸」で商品が並んでいます。「ヨコ軸」は、エアコンのラインナップ、「タテ軸」は、部屋の大きさであることがほとんどです。

畳数と機能で選ぶ。できれば、信頼できるお店で

エアコンを設置したい部屋をどのように使うかでどんな機能のエアコンを購入するのかが判断できます。

エアコンなんか、部屋を冷やして暖めるだけなので「安いもの」でいいわ、と考える人も多いです。これに関しては、異論はありません。しかしながら、部屋に適した商品を選ばないと、「快適性」が損なわれます

引っ越しの際にリビングにつけていた大きなエアコンを6畳の小さな部屋につけたことがあります。これは、能力が過剰すぎて、冷えすぎるし暖まりすぎる。その度に電源を切って、対応する羽目になりました。

やはり理想は、「常に快適な温度を自動で設定してくれる」エアコンかなと思います。

しかしながら、年間でほとんど使わない部屋もありますよね。そんな部屋に高機能のエアコンをつけても仕方ありません。よく使う部屋、長い時間過ごす部屋には良いエアコン。あまり使わない部屋には、機能のシンプルなエアコンをおすすめします。

部屋の利用目的も明確やし、畳数も把握している。これで、「でんきやさんに買いに行ける!」とおっしゃるあなた。ちょっと待ってください。

エアコンを購入する際のポイントが、もうひとつそれは、「室内機をどこに付けて、室外機をどこに置くか」です。

これは本当に重要です。室内機の設置場所によって部屋の冷え方、暖まり方が変わります。一番いい場所に付けたい!と思っても室内機と室外機をつなぐためには配管を通さねばなりません。壁に上手く穴があけれないとダメなんですよね。さらには、配管をつなぐ室外機をどこに置くのか。

エアコンは、冷房と暖房で室内機と室外機が逆転します。部屋の中に冷たい空気が出ているときは、室外機からは暖かい空気。部屋の中に暖かい空気が出ているときは室外機からは冷たい空気が出ています。こういったことも考慮したいですね。

さらには、室外機はちょっと大きくて目立つので玄関先には置きたくないなんてことが出てきます。

さらにさらに、室外機を北側の湿った場所に置いたりしたら暖房使用中にすぐに室外機が「凍ってしまい」暖房運転が止まってしまうといったことも起こります。(霜取り運転)

よくネットを見ているとエアコンの賢い買い方は、「WEB店で本体を買って、取付業者に頼むのが一番安い!」と書いてる人がいますが、個人的にはおすすめしません

量販店で「標準工事無料」というのも、室内機を付けた壁の後ろにそのまま配管を降ろして室外機を付ける場合で、マンション等でない限り、標準工事で済まないことがほとんどですね。

まだまだエアコンを設置するために検討する要素はたくさんあります。

畳数は分かっても天井が高いとエアコンの能力が不足する可能性がありますし、天井が薄く、直射日光で部屋の温度が上がりやすかったりしても能力不足になります。

暖房を使う場合も、一つ大きな能力の機種を選ぶ方が良かったりしますね。

エアコンについては信頼できるお店で購入した方が後々、無駄な費用が発生しない気がします。機種選びの前に店選び。慎重に行きましょう。

年間の電気代の考え方

エアコンは電気代のかかる商品 という印象はありませんか?夏は、エアコンを使うので電気代が高い。冬は石油やガスのファンヒーターを使うので電気代はあまりかからない。

確かに夏場はエアコンを使う時間が長いので電気代はかかります。また、冬場にエアコンを使うと夏場よりエネルギーを使うので電気代も高くなります。

30℃の部屋を25℃に5℃下げるのと、15℃の部屋を25℃に上げるのではどちらが電気を使うのか?という話です。やはり10℃の温度差を生み出す方が電気代はかかります。

とはいえ、実は、夏も冬もエアコンを使用した方が光熱費が安くなる場合もあります。これに関しては、使用環境やガス、石油の価格にもよりますので一概には断言できませんが、エアコン暖房を検討してみるのもいいかと思います。

暖房で使用する場合は、「高級機種」を選んでください。エアコンの命は、「コンプレッサー」と呼ばれる部品です。これが安い機種と高級機種では全く違います。軽自動車と大型車ぐらい違います。

そして、高級な機種ほど「省エネで壊れにくい」という特徴もあります。エアコンのカタログをみるとJISで定められた方法で計測したエアコンの能力値がのっています。これを見ると高級機種ほど余裕を持って運転することが分かります。

さらには、電源の工事が必要となりますが、100Vよりも200Vの機種の方が電気代が安くなります。

もちろん、年間、どのくらいの時間エアコンを利用するかにもかかってきますが、よく使う人ほど高級なエアコンを買うべきです。特に在宅勤務が増えたり巣ごもりすることが増えている現在は、「エアコンはいいもの」をおすすめします。

まとめます。

エアコンは、選ぶのが難しい家電です。工事もともなうのでぜひとも「信頼できるお店」を探すことから始めてください。

もちろん、本体だけ安く買って、誰かに付けてもらうことも可能です。その場合は、取り付ける部屋をどのように利用するのか、どこに室内機と室外機を付けるのかを事前に考えておくことが重要です。

エアコンは他の家電と違って、他の人に簡単に無償提供することも難しい商品なので。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~