面接

採用面接で合否を決定する重要人物は、面接官だけではありません。

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

採用面接で、合否を決める人物は、もちろん「面接官」です。

面接では、面接ごとに「評価」を実施しますが、その評価は「絶対評価」「相対評価」に分かれます。

絶対評価は、その人そのものの面接での評価。相対評価は、当日の面接を受けた人の中での順番です。

この評価を決める上で重要な人物が、『面接を担当してくれた社員さん』です。

採用面接で合否を決定する重要人物は、面接官だけではありません。

採用面接の大きな流れを確認

面接官の役割

面接を担当してくれた社員の役割

なぜ、面接官だけではなく、面接を担当してくれた社員さんが重要人物になるのでしょうか?

まず、採用面接において大まかな流れを確認しましょう。

採用面接の大きな流れを確認する

1.会社に面接で訪問する。

2.時間ごとに当日の面接の流れの説明を受ける。

3.面接を受け、帰宅する。

4.面接がすべて終わると面接の結果を調整する。

5.面接の結果をまとめる。

6.学生に合格の連絡をする。次のステップへ進む。再び1へ

各面接で、この流れを繰り返し、1次面接、2次面接、3次面接、最終面接と進んでいきます。

1.会社に面接で訪問する

おそらく、皆さんを最初に迎え入れてくれるのは、受付の社員さん。

就職活動時には専用の受付があったりしますが、通常の会社の受付をそのまま利用する会社も少なくありません。

受付の社員さんには、好印象をもたれたいですね。

社会人でも会社訪問は緊張しますが、経験の少ない学生ならなおさら。

慣れてないのですごく緊張しちゃいます。

いざ、受付に着いてから慌ててカバンの中の面接の書類を確認したり。

実際に、何を言ったらいいか悩んでしまうこともしばしば。もしかしたらあまりの緊張からとんでもない受け答えをしちゃって恥ずかしい思いをすることも。

安心してください。さすがにその対応の善し悪しで、面接の合否は決まりません。

2.時間ごとに当日の面接の流れの説明を受ける。

次のステップは、待合室での対応になります。当日、同じ時間に集められた他の学生と一緒に面接の説明を聞くこととなります。

ここで登場するのが『面接を担当する社員』です。この社員は、その会社の採用の窓口であることが多いです。

会社の採用活動全般を主担当として企画し、運営をしています。この社員が重要人物です。

3.面接を受け、帰宅する。

面接の流れを参加者に説明し終わると、順番に面接が始まります。

会社によっては、この時点で先ほどの面接担当者が、面接官に待合室の印象を伝える場合もあるようです。

私自身は、先入観を持たせたくないのでこの時点では、欠席者がいる場合に流れの変更等を連絡していました。

学生さんは、面接を受けると「合格者のみ、○○までに連絡します」といった説明を聞いて帰宅します。

4.面接がすべて終わると面接の結果を調整する。

面接がすべて終了し、学生さんが帰ったのち、面接官と面接の担当者が結果の調整をします。

基本的には、面接の内容を確認するのですが、客観的に学生の経験や人物などを面接官に説明してもらい、面接担当者は、評価の根拠を教えてもらいます。

ここで、面接の待合やこれまでの面接結果を踏まえた状況を面接担当者は、面接官に説明します。

ここで調整を行って、合格か不合格かの絶対評価と合格者の中の順位付けを行います。

5.面接の結果をまとめる。

面接は、複数の面接官で複数の日程行われることがあります。その場合、面接の担当者が全体の結果をまとめます。

つまり、全日程の中での合格・不合格および合格者の順番付けを行うということですね。

6.学生に合格の連絡をする。次のステップへ進む。再び1へ

合格した学生さんに、次の面接の案内をし、1に戻ります。

面接官の役割

面接なのですから、もちろん最重要人物は、「面接官」です。

その中でも、1次より2次。2次より最終。もちろん『採用権』を持っている採用責任者が超重要となります。

この採用責任者、たいていは、最終面接と呼ばれる面接にいます。会社によっては、「最終面接」と明言しない場合もあるので、あの面接が最終だったとあとでわかる場合もあります。

とはいえ、最終面接は、あきらかに風格漂う社員の人が面接をする印象です。面接でもすぐ伝わるので、これは、超重要な面接だ!というのは雰囲気で感じ取れます。

そんな面接でその面接官が自分の話で笑ってくれたりしたら最高です。

「さっきの面接官が笑ってくれたからこの会社、内定もらった!」なんて考えたくなりますね。

でもさすがに『面接うけ』がいいから合格することはありません。

面接官の役割は、自分の組織に必要な人材かどうかを確認しています。会社の採用活動においては、配属を意識した活動になります。

ですので、配属先の組織責任者が面接官となる場合も非常に多いです。彼らは、これまでの経験を踏まえて、自組織に必要なスキルや人柄を有しているのかを判断します。

面接を担当してくれた社員の役割

私が思う『面接での一番重要人物』は、面接を回している社員、待合にいて、いろいろと話をしてくれる社員ですね。こういう人が重要人物です。

これに関しては、1次面談でも2次面談でも変わりません。

先ほどの面接の流れで紹介しましたが、面接を担当する人が全体の調整を行うことがほとんどです。

また、リクルーター面接する企業では、リクルーター全員で協議して決めることもあるようです。

そうなると、面接だけでなく、待合や普段のやり取りも評価されている可能性があります。

実際に、面接の待合でいる社員は、面接の運営を担当するとともに、緊張している学生をリラックスさせる役割もあります。

リアルな集合タイプの面接は時間がかかるので少しでも時間を紛らわせてもらおうと待合に社員が入って、馬鹿話することも多いのではないかと思います。

ここで、学生さんや転職希望者の『素の部分』が見えたりします。

まあ、でも面接がすべてでしょ?待合の社員の意見なんて反映されるの?
『どうやって??』と思いますよね。

それが、4.面接の結果を調整する。5.面接の結果をまとめる。というところで反映されます。もちろん、運営と面接そのものが全く違うこともあります。

が、私は面接をすべて終了したのち、『最終調整をする立場』でした。

面接官が合格!と言っても同時に複数の面接が進んでいることもあるわけで、そのバランスも考えながら調整してました。

面接官は、面接の受け答えの中から『客観的な事実』で判断するのですが、それは待合も同じです。

待合で話をして、受け答えする内容は、客観的な事実なんですよね。本当に志望度が高いかなんかは、待合のほうがわかりますからね~。

もちろん、だからと言って待合室で自分を隠す必要はありません。ありのままでいることが大切ですし、常に『自分らしさ』を出すことが面接をする側とされる側にとって、お互いのためかと感じます。

待合の場では、できるだけリラックスしているほうが正解です。確かに待合で面接を受ける側の人がどんな人か見ていますが、それは、『あら』を探して落としてやろう!ではなく、素の状態で『加点できる』ところがないかを見ています。

今後、一緒に働く同僚になるかもしれませんしね。

私自身もこの待合が、採用活動の中で最も好きな仕事の一つでした。

同じ趣味で盛り上がることもあったり、普通に他社の面接や今の活動で困ったことを質問されてお答えしたりしておりました。

というわけで、面接の待合で社員と話すときは本番よりもリラックスして素を出すようにしましょう!それが良い結果につながるかもです。

まとめます。

面接における重要人物は、もちろん面接官ですが、その他に「面接を担当する社員」も重要人物です。

面接官は、当日の面接の中で判断しますが、面接を担当する社員は、全体の調整を担当している場合が多いからです。

特に、面接官と評価の調整をするときには、待合やこれまでの面接の内容を踏まえて、議論し調整を行います。

そういう意味では、合否にかかわる人物だといえますね。

とはいえ、面接本番も緊張するのに、待合で緊張する必要はありません。待合も評価の対象になるかもしれませんが、素の自分自身を出せればOKです。

そういう私自身は、待合室で常に週刊ジャンプかヤングマガジンを読んでした・・・。自分らしさって・・・。

ちなみに、私は入社したのち、待合にいた先輩社員から「おまえ最終面接でもマンガ読んでたやろ。態度悪かったな~」と言われました・・・。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~