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面接官が『してはいけない質問』と『しないように心がけている質問』

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

面接の場面、特に『採用面接』では、『してはいけない質問』というものが存在します

『してはいけない質問』というのは、『応募者の基本的な人権を侵害するもの』です。

面接をする側も人間ですが、応募者から「あれ?」と思われないような面接を心がけたいですね。

面接を受ける側は、難しいかもしれませんが気になることがあれば、その場ですぐに確認しましょう。

面接官が『してはいけない質問』と『しないように心がけている質問』

■そもそもNGな『してはいけない質問』とは?
■個人的に『しないように心がけている質問』は、「はい」か「いいえ」でしか答えられない質問です。

面接をする側も人間です。完璧な面接ができるよう注意をしておりますが、うまくいかないこともあります。

面接を受ける側からすると一期一会の重要な面接でそんなことはやめてくれ!と思いますよね。

一期一会の面接で面接官が一番、心がけていること『してはいけない質問をしない』ということですね。

そもそもNGな『してはいけない質問』とは?

そもそも『してはいけない』ということなので質問として聞くことそのものがNGとなります。

こちらは、厚生労働省でも定義されています。特に『採用選考』においては、注意が必要です。

『厚生労働省のHP』の注意事項から抜粋すると。

採用面接において

・応募者の基本的人権を尊重すること
・応募者の適性・能力に基づいて行うこと

2点を求められます。

この2点は当たり前。その上で、公正な採用選考を行いましょう。と記載されています。

平な採用選考とは、

・応募者に広く門戸を開いて
・応募者の適性・能力に基づいて採用選考は行いましょう。

ということです。


応募者のもつ『適性・能力が求人職種の職務を遂行できるかどうか』を基準として採用選考を行うこと。

ちょっとわかりにくいですが、『家族状況や生活環境といった、応募者の適性・能力とは関係ない事柄』で採否を決定しない、ということです。

また、本来自由であるべき個人の考え方(思想や信条)に関することを聞くのもNGです。

ん~、自分で読み直してもややこしい。

セクハラ、パワハラと一緒で、面接官が「いや、そんなつもりはなかったんです・・・」と言っても、面接される側がそう受け取ってしまうと、それだけで「ぱんだ、アウト~!」です。

具体的には、『どこの出身ですか?』とか

『どんな宗教信じてますか?』

という質問は一発でダメということです。

私自身、面接官にレクチャーするときには、

「モットーは何ですか?」とか

「お父さんは、なんの仕事してはるの?」とか

聞くのは本当にやめてくださいね!と釘を刺します。

まあ、これは毎年、一定数採用活動をしている会社であれば広く周知されていることです。

ですから、聞いてはいけないことを聞いてくる会社は『基本的な配慮が出来ない会社』ですね。なので応募者から願い下げや~!という感じです。

この質問がNGなのは基本中の基本ですが、よくやりがちなのは、面接の流れの中で、つい、聞いてはいけないことを聞いてしまうパターンです。

志望理由を聞く中で、

「幼い時から近くにいてくれた父の背中を見て育ち、その大きさを感じてきました。父のような人間になりたいと思い志望しました。」って答えられたら、

「そうなんや~。お父さん何してはる人なん?」と聞いてしまいがち。

こんな時は「そうなんや~。具体的にどんな時に背中の大きさを感じたの?」って、感じで聞かねばならないということですね。

質問については、大阪労働局がまとめていますので『こちら』もぜひ、参考にしてください。

個人的に『しないように心がけている質問』は、「はい」か「いいえ」でしか答えられない質問です。

そもそもNGな質問にに加えて、

私が定義するNGな質問は、『面接官も客観的に判断できませんし、面接を受ける側もスッキリしない質問』です。

それが、「はい」か「いいえ」でしか答えられない質問

面接する人は、大抵、エントリーシートや履歴書など手元資料を持っています

事前に読み込みできていれば良いのですが、時間が無くってそのときに初めてという場合もあるでしょう。 そんな時、人は当然ながら「読んでないのは相手に失礼」と考えちゃいます

で、私はしっかり読んできたよ。ということで、

「あ~、柿色さん、学生のときはラグビーやってたんだね~」

「はい!」

「じゃあ、そこでリーダーシップとかを学んだんだね~」

「はい」

「でも、部員が多いと苦労するよね」

「はい」

「その苦労をみんなでコミュニケーションをとる機会を毎週設けて解決したんだね」

「はい」

ってな感じです。お分かりいただけましたでしょうか?

手元にある資料を読みながら、確認しただけ。面接を受ける側は、「はい」しか答えてません。

こんな面接官は、面接結果表に学生時代ラグビーに注力。リーダーシップあり。と書きます。

面接された側は、「はい、しか言ってない。これで合否が決まったらいややな・・・」と思っています。

せっかくの面接の時間が無駄になってしまいますね。

面接は、する側もされる側も真剣勝負!

対等な立場で相手のいいところを見させていただきますよ~という姿勢で臨みたいものです。

面接は英語では「インタビュー」と言いますが、まさにプロ野球のヒーローインタビューと同じ。

アナウンサーが上手に質問しないと選手は戸惑ってますよね?面接する側もスキルが試されます。

まとめます。

面接で面接官が心がけていることの一つを紹介しました。

『してはいけない質問をしない』ということですね。

そのうえで、私が個人的にNGだと考える質問も紹介しました。

それが、「はい」か「いいえ」かでしか答えられない質問ですね。

面接される側は、NGな質問が出てきたら、面接官の意図を考えてみましょう。

「知識がなく聞いている」だけなのか、「本当に聞いている」のか。本当に聞いているのであれば、「会社の姿勢」を疑いましょう

そんな会社は、願い下げです。

面接する側は、NGな質問しないよう心がけましょう。「会社の姿勢」が問われます

面接官の対応で会社の印象が決まります。将来の有望なお客様が減ります。

特に、面接する側でこういった配慮ができない人は、日々の部下とのコミュニケーションでもこうなりがちなんですよね。

注意しましょう~。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~!