国語

【M-1】漫才で国語力爆上がり!【聞く力向上】

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

M-1グランプリ2021錦鯉さんの優勝でしたね。今回のM-1もほんとうに楽しい大会でした。やはり漫才師の皆さんが磨いた「ネタ」は我々の国語力を上げてくれました

個人的に国語力の上がったネタを紹介したいと思います。

ネタバレ含みますので、ご了承願います。

M-1グランプリのサイトはこちらから。

【M-1】漫才で国語力爆上がり!【聞く力向上】

■オズワルドさん
■ロングコートダディさん
■ももさん

基本的に、言葉の面白さを楽しむのが漫才の基本だと思います。そこに加えてキャラクターや演技力が付いてくるのかなと。

しかしながら、漫才はこうあるべき!とは全く思ってませんので、その点だけは誤解なきようにお願いいたします。

『言葉の面白さ=パワーワード』だと思います。聞いていて、印象に残るワードですね。そういう意味では、どのコンビも印象的なワードがありました。

真空ジェシカさんの「1日市長」に対する「5秒秘書」とかですね。

以前に、漫才の魅力を紹介しました。国語力の上がる漫才の魅力は、やはり「言葉のやり取り」と「伏線と回収」

【聞く力を上げる】M-1で漫才を楽しみましょう。お笑いやM-1を見て国語力上がる~!と感じる人は少ないと思います。でも、お笑いがわかるひとって国語力が高い気がする。それは、「聞く力」が養われるから。国語力という視点で漫才を考えました。...

個人的に言葉のやり取りが面白かったコンビを紹介します。

オズワルドさん

私のイチオシでした。決勝の3組に残ったものの最後は、オール巨人師匠の1票だけでしたね。オール巨人さんは、言葉のやり取りの漫才を重視するので、個人的に好きなコンビに投票した印象でした。

一本目のネタは、オズワルドの真骨頂でした。ボケの畠中さん、ツッコミの伊藤さんのコンビですが、畠中さんが「友だちがいないから、友だちをくれ」というボケを繰り返します。

冒頭のツカミから面白かったですね。渋谷のハチ公前といえば待ち合わせの定番です。待ち合わせをするはずの場所で、8時間も待ったのに友だちが来ない。だって、友だちいないから。という紹介でボケの特殊な人物像を提示しました。

その後は、ツッコミからいかにして友だちを奪うかのやり取りが行われるのですが狂気に満ちたやり取りが視聴者も巻き込んで、「友だちを守りたい」という流れになっていきます。ボケもツッコミも一つ一つのワードが面白かったですね。

途中で、ツッコミの伊藤さんが「俺が友だちになってやる!」と提案し、「君は友だちじゃない!」とボケの畠中さんに断られます。このやり取りが伏線になって、オチで回収されます。

この回収が非常にスッキリしていて、漫才全体も狂気に満ちていたのですがほっこりして終わります

審査委員の高得点も納得の漫才でした。うちの家族からは、あまり好まれない漫才なのですが。

ロングコートダディ

こちらも私が推していたコンビです。決勝3組に残れるかな?と期待しましたが、オール巨人さん、松本人志さんともに「最後はセンターマイクで終わって欲しかった」というコメントが新鮮でした

TV画面を通しでしか我々は見ることができません。それだけ見ていると違和感は無かったですが、「舞台上」では違うんでしょうね。あとから、録画を見直しましたが確かに最後は真ん中では終わってませんでした。

とはいえ、漫才の内容は面白かったです。ツッコミの兎さんが「生まれ変わったらワニになりたい」という設定で、ボケの堂前さんとやり取りをします。大きくは、「次に生まれ変わるもの」「その詳細設定」という二つの要素で進みます。

次に生まれ変わるのが「肉うどん」。詳細設定は、「どのような生涯を全うするか」。とにかくワニになりたいツッコミがボケのルールに従って、悪戦苦闘するのですが、見ている方は、何とかワニにならせてあげたいと感情移入していきます。

最後のたたみかけは秀逸でした。ボケの「二文字タイム」が発動し、ああこれで「ワニ」になれると思ったら「ワゴンR」。で、45万キロ走らないと生涯を全うできない。そんなオチでした。

このワゴンRについては、試行錯誤の結果とのことでした。そういう裏話を聞けたのもM-1の生放送のいいところでした。

もも

最後は、ももさんです。このコンビもパワーワードの応酬でした。オール巨人さんがもっと早くからまたもう1分あったら、とおっしゃってましたが、確かにそう感じました。2年前のぺこぱさんの印象でしたね。最後に登場して、空気を変えてしまいそうな雰囲気はありました。

「来年、M-1とりそう顔」という松本さんのコメントは、最大のエールですね。

モモさんのネタは言葉遊びでもありますが、まもる。さんとせめる。さんの二人の見た目がベースになっています。正反対の見た目の二人が、見た目と違う内容を「やりたいこと」で上げていきます。

それをお互いに「ツッコミ」で笑いにするんですが、「○○顔やろ」というのが非常にハマりました。

「ベルト」のくだりの「変身ベルト顔」「チャンピオンベルト顔」は秀逸でしたね。ずっと、このやり取りを聞いていたいような漫才でした。

印象としては、笑い飯さんやミルクボーイさんのような「型」にはまりつつ、言葉で爆笑をとる印象ですね。

国語力というくくりで考えると今後も期待できるコンビです。推していきたいです。

まとめます。

2021年のM-1も本当に楽しい大会でした。それぞれの皆さんの練りに練ったネタをこれだけ集中してみることができるのは、この日以外にありませんね。

初出場組が9組中5組ということで、新しい笑いも出てきた印象です。ランジャタイさんは個人的には嫌いでは無いです。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~