国語

国語が嫌いな人へ。国語好きになった経験3つ。

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

国語という教科、好きですか?嫌いですか?嫌いという人、国語って本当に身近で大切な学問だと思います。ぜひ、好きになって欲しいなと思います。

国語が嫌いな人へ。私が国語好きになった経験3つ。

1.長い詩を暗記してほめられた。
2.国語の授業で想像力が発揮できた。
3.推敲の楽しさを知った。

国語ができると良い点はいくつかあります。文章や言葉を聞いて理解できる「読解力」。インプットですね。逆に、書いたり話したりする「表現力」。アウトプットですね。これが鍛えられます。

仕事でも面接でも必須の能力!ってなわけです。

国語が大好きな私が、国語好きになった経験を紹介します。同じ経験をすると国語が好きになるかも。と言いながら、昔の思い出ばかりです(笑)

1.長い詩を暗記してほめられた。

小学校1年生から未だに忘れない詩が一つあります。それが、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」です。

学校で詩を暗記すると黒板に名前が張り出されて『表彰された』のですが、課題のなかで圧倒的に長かったのがこの詩でした。

暗記する上で、重要なのは想像力です。この詩の状況を思い浮かべて順番にたどっていくわけです。口に出していただくと良く分かりますがめちゃめちゃリズム感の良い作品です。

野原の松の林の蔭の小さな茅葺の小屋にいて、なんかはリズムで覚えました。

東西南北の順番で出来事があるなとか、それぞれがこんな出来事だななど、一度覚えると忘れません。

途中出てくる「カンジョウ」を「感情」と当時、思っていたのは内緒です。(勘定が正解)

2.国語の授業で想像力が発揮できた。

最初とつながりますが、今回も詩です。これは違う担任の先生でしたが国語の授業で何時間もかけてみんなで考えたのが、三好達治の『雪』という詩です。ご存じの方も多いのではないでしょうか?

雪 三好 達治

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。

次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

たった2行の詩なのでこちらはすぐに暗記できます。

で、授業でその先生は、しつこくしつこく、『この詩から想像できること』をみんなに聞き続けました。

太郎と次郎を眠らせたのは誰か?お母さん?雪?

太郎と次郎の関係性は?兄弟?他人?

この雪が降っているときの音は?無音?などなど、

本当に児童全員が想像力を極限にまでしぼってしぼって考えさせられました。

その時に、純粋に楽しかったことを覚えています。いろんな人がいろんな意見を言うのですが、「それ違うやろ!」と思っても理由を聞くと納得したり。

創造力は無限ですし(妄想とも言いますが)国語に『答え』ってないんや!と気づきました。

よく、この文章で作者が言いたいことはなんでしょう?っていう設問があると、「そんなん作者しかわからんわ!」と思う人ってたくさんいると思います。

国語って、実は、作者も思いつかないことが答えの時もあります。じゃあ、なぜか?それは言葉のつながり、流れで表現されたことを『読解』する必要があるから。あくまでも一番、理解しやすい内容に集約されていくわけです。

つまりは、どうやったら伝えたいことが伝わるか?を学ぶことができるし、文章から何が書いているかを学ぶこともできるわけです。

この短い2行の詩から「これでもか!」と想像し、アウトプットを繰り返した経験が国語の面白さを教えてくれました。

3.推敲の楽しさを知った。

ブログを書きながら、本当はもっと推敲したいな~と思いつつ、みなさんの反応優先で公開しちゃってます。早く読んでほしいと思っちゃいます。

国語のテストで、要約せよ!って、ありますよね。この作業は、『推敲』を繰り返すと勝手にできていきます。

分かりやすいのはツイッターですかね。140字で自分が伝えたいことを伝えるためには余計なことを書いていられません。重複表現は削除して、文章を磨いていく。

この作業って、楽しくないですか?数学の共通因子でくくりだしするみたいな。え?分からない?

例えば、
先日は、ご訪問いただきありがとうございました。わざわざ、家までご足労いただき、申し訳ない気持ちでいっぱいです。次回は、ぜひ、私の方から訪問させていただきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

ってな、読んでいても長いだけの文章がありますね。要約すると、
・相手が訪問してくれたことへの感謝
・わざわざ来てくれたことへの遺憾
・自分が訪問することの宣言
要素としてはこんな感じですかね。

先日は、わざわざご訪問いただき、感謝しかありません。次回は、私の番ですね。よろしくお願いいたします。

こんな感じで十分でしょう。これを会社の書類なんかでやってました。A4でちょうど収めるために文章を洗練し洗練し、でも伝えたいことはもらさないように工夫してました。

この工夫が楽しく、推敲して文章を磨くことが好きになりましたね。文章や伝えたいことの本質を突き詰めると表現力も上がってきます。

まとめます。

私が『国語好き』になった経験を3つ紹介させていただきました。

長い詩を暗記した。これは、「ほめられた経験」とセットですね。ひとりでやるなら暗記することでも同様の達成感を味わえます。「平家物語の冒頭を暗記」すると教養力が上がった&達成感ありです。

そして、短い詩を何度も何度も読み込むことでいろんな想像をすることが楽しかった。

さらに、推敲の作業が楽しかった。磨けば磨くほど光る宝石のような・・・。

こんな感じで国語が好きになりました。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~