国語

国語力を伸ばしたい!読む力編

ぱんだりやん
ぱんだりやん
ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

国語力って、伸ばすことは可能でしょうか?2004年に文化審議会の国語分科会が「これからの時代に求められる国語力について」という答申をしています。

その中で、国語力の目安として「聞く」「話す」「読む」「書く」それぞれで目標を定めています。

いうことは、それぞれの項目を鍛えることで国語力は伸びるということになります。

今回は、「読む力」編です。

「読む力」を伸ばす方法

答申の成人に求める「読む力」のレベル

1)論理的・説明的な文章において、的確に論理を読み取ることができる
2)文学的な文章において、気持ちや感情を十分に読み取ることができる
3)古典(古文、漢文)の文章に親しむことができる答申は、それぞれに詳細の具体的な内容も記載しています。

それぞれを伸ばす方法

1)読書(ビジネス本・新聞・雑誌)
2)読書(小説・マンガ)
3)読書(古典の音読・解説書)

これは、読書一択ですね。

一つめは、
1)論理的・説明的な文章において、的確に論理を読み取ることができる

①新聞や雑誌などを読んで情報を正確に理解できる。
②文章の構成や論理の展開に沿って、内容を読み取ることができる。
③事実や意見等を区別して読み取ることができる。
④課題解決のために必要な情報を収集し、情報を処理するための読み方ができる。

と答申は目標設定しています。

伸ばす方法:読書(ビジネス本・新聞・雑誌)

論理的、説明的な文章を読んで、情報を正確につかみ取ろう、ということですね。

今は紙媒体だけでなくデジタル媒体も含めるとものすごい量の「文章」であふれています。このブログも文章です。

プロが書いたものだけでなく、素人が書いた文章も読むことができます。そういう意味では、読む力を伸ばすには絶好の時代です。

個人的にポイントなのは、「盲目的に理解しない」ということですね。正直、新聞やテレビは正しいこと、事実を伝えていると子供のころは思っていました。

もちろん、事実に基づいたことが大半ですが、そこに「不確実な情報」や「意見」が入ってるんですよね。ここを区別できるかどうかが重要です。

二つめは、

2)文学的な文章において、気持ちや感情を十分に読み取ることができる

①様々な描写をとらえ、内容を的確に理解できる。
②登場人物に感情移入し、その心情を理解できる。
③比喩的、多義的、含意的な文章表現を読み味わうことができる。
④書き手の思考や心情などに迫ることができる。

これは、「物語を読む」ということですね。

伸ばす方法:読書(小説・マンガ)

マンガを読書に入れるかどうかは、世代によって変わるかもしれません。しかしながら、文字から描写をイメージすることが不得意な場合は、マンガのように絵があることで描写を補完できます。

そう考えると、登場人物に感情移入できる要素が増えるので読む力を伸ばすという点では全く問題ないですよね。もちろん、ト書きやセリフはしっかり読み込まないといけません。

鬼滅の刃で富岡義勇さんが「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」っ言うシーンは、言葉がまず刺さります。セイサツヨダツって、なんやろセイサイヨダツじゃないんや、と私も感じました。

読書習慣をつけるという点では、やはり物語が最適です。

これを子供のころに習慣化できるかどうかで「読書が好きになるかどうか」が決まる印象です。

私自身は、推理小説が大好きで、シャーロック・ホームズをシリーズで読んでいました。順番はどうでもいいのですが、子供心に「全部読んだ」ということがステイタスでしたね。

また、私の子供も読書好きなのですが、これは毎日、決まった時に読書することで習慣化されました。

女の子でかつ、髪の毛が長いこと子供限定ですが、『髪を乾かしている間、本を読む』これが良かったですね。

ドライヤーの音がうるさいので、TVや動画は見てられません。字幕も漢字が多いので難しい。で、本を読ませるようにしました。毎日、20分近く。簡単に習慣化できました。

三つめは、ちょっと毛色が違います。

3)古典(古文,漢文)の文章に親しむことができる

①代表的な古典作品のリズムや響きなどを理解できる。
②古典の音読や暗唱を重視し,日本の伝統的な文化に親しむことができる。

伸ばす方法:読書(古典の音読・解説書)

当然ながら、ここでも「読書」なのですが、古典や漢文は、辞書なしで読み進めるのは難しく、勉強法としては「英語」をはじめとする語学学習に似ています

私がおススメするのは、答申書にもありますが、「暗唱」です。べたなところで言うと、『枕草子』『徒然草』『方丈記』『平家物語』『奥の細道』でしょうか。

これらの冒頭は、びっくりするぐらいリズミカルで心地よく、暗唱しやすい文章です。覚えておいて損はないかも。

まとめます。

読む力:現代文をはじめ古文や漢文でも、文章の内容に応じて的確に論理や気持ち・感情を読み取ることができる。こんなレベル。

そのためには、『読書一択!』好き嫌いせず、いろんなジャンルの本を読みたいところです。その中には、マンガや古典も含まれます。読書は、習慣化できるのが一番です。

おすすめはシリーズものを読破する。他に習慣化していることと一緒に読書する。

読むのが好きな人は、とにかく活字であれば何でも読んじゃいます。ペットボトルの裏面などが気になりだしたら「読む力」が習慣化されたのかも。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~