ぱんだの視点

【知識があれば防げます】賃貸物件を退去するときにお金を取られた経験を紹介します。

ぱんだりやん

ども、どこかのだれかの役に立ちたいブロガーです。

先日、youtubeのショート動画で『リベ大の両学長』がこんな内容を発信されていました。

『賃貸物件の退去費用のぼったくりに注意!退去立会い編』

両学長の動画のポイントは、大きく2点

●賃貸物件の退去立会いはする必要がない。

●立会いすると「ぼったくり」に合う可能性がある。

ということでした。

この動画を見ながら「ああ~、そういえば以前にぼったくられたな~」ということを思い出しました。

【知識があれば防げます】賃貸物件を退去するときにお金を取られた経験を紹介します。

■お金を「ぼったくられた」ときの状況
■そもそも、防げなかったのか考察
■教訓として得たこと

仕事の都合上、転宅を伴う異動が多く、社会人生活の中で複数回の引っ越しを経験しています。

転勤というと家族の学校の都合等があるので4月のイメージがあると思いますが、私の場合は、ほとんどの引っ越しを年末年始に経験しています。

年末年始の引っ越しは本当に大変です。今回のお話もばたばた引っ越しした年末年始に発生しました。

お金を「ぼったくられた」ときの状況

先ほど紹介した両学長の動画では、『退去時に立会いをする必要がない』、ということでしたが、私がお借りしていた物件は、常に管理人さんがいて、大家さんも同じ敷地内に一軒家を持たれているところでした。そのために引っ越し終了後、挨拶に行き、その流れで退去の確認となったわけです。

対象となった住居は、結婚して初めて妻と暮らしはじめた物件で、管理人さんも常駐しているし、近くに大家さんもいて安心できるということで決めた物件でした。マンションではなく、集合住宅といった感じでした。

結論からいうと、その管理人さんに追及され、10万もの金額を現金で渡してしまった、という経験となります。

管理人さんが確認し、一番、問題となったのが浴室の壁に関する部分でした。シャワーの下の部分でしたが小さなキズがついており、その傷を修正ペンで補修しているということで、30万円の請求をその場でされました。

キズ自体は非常に小さなもので、パッと見ると分からないのですが、そのキズを私が修正ペンで塗ったのは確かなのです。浴室の壁が白でキズが灰色に見えたのでちょっと色を塗った感じです。

この対応自体が、今思うと間違っていました。色を塗ってしまったことで我々がキズをつけて補修したという状況に見えるわけです。私も色を塗っているのは確かなので、こちらにも非があると思いこんでしまったんです。

キズ自体はほとんどわからないくらいのものであり、そもそも我々が付けたかも不明というものでした。また、大きく過失があって付いたキズというよりは、使っている中で経年でつく可能性のあるものとも言えました。

まさに、両学長の動画の通りで『サインしないと帰さない!』という感じで、『当日、支払わないと訴える!』と追及されました。過去にも同じように納得しなかった人と裁判になったが勝った、などと脅しをかけられました。

最終的には、妻が機転をきかし、30万もの金額は手元にない。銀行にも10万円程度しか預金はないと話をし10万円を支払うことで了承してもらったというのが全体像となります。

交渉の間、管理人さんは強硬で、大家さんは見て見ないふり。

私はその場にいなかったので妻には本当に迷惑をかけました。

今思うと、それ以上の請求はなく、完全にぼったくられたのだと認識しています。

そもそも、防げなかったのか考察

恥ずかしながら、そもそも退去時にそのような請求をされるということ自体が想定外でした。また、複数の要件が重なり、管理人さんと大家さんのいいなりになってしまった、ということもあります。

1.管理人さん、大家さんが敷地内にいて退去時の確認を断れなかった。

まずは、これですね。管理人さんがいて、大家さんが近いことが、新婚夫婦からは「安心材料」であったはずが、そうでなくなった瞬間でした。退去の当日に発覚したのですが。

引っ越し作業が終わる、管理人さんに鍵を返しに行く、その流れで退去の確認となる。なかなか断るタイミングがありません。また、やましいことがないわけですし、一緒に確認した方があとあとややこしくならないという判断もありました。

今にして思うと、細かい管理人さんでした。大家さんも管理人さんの「いいなり」な感じでしたね。10万円は管理人さんの臨時収入になった気がします・・・。

2.妻が一人で対応した。

これは本当に申し訳なかったです。当日は、引っ越し終了後、そのまま東京へ移動でした。年内に引っ越しを完了させる必要があり、引っ越しを妻に任せ、私は最終日まで仕事をし、新幹線で合流予定でした。

引っ越しの荷出しを妻が見届け、退去。翌日、東京で荷物を受け取り、新しい物件に入居。という流れでした。

両学長の動画でも注意事項として紹介されております。「ひとりで対応」したのがまずかったですね。

当日、私が年休を取れば良かったのに、年内の最終勤務日ということもあり、仕事と職場挨拶を優先してしまいました。

予約している新幹線の時間もあり、時間的に焦っていたこと。さらに、ちょうど子供が生まれていて、小さな子供を抱えて対応せざるを得なかったこと。こういったことに追い打ちをかけるように寒い12月に雨が降っていたことなども重なって、後々まで文句言われるのであれば、お金で解決しようとしてしまった、ということですね。

3.そもそも知識が無かった。

それまでにひとり暮らしでの引っ越し経験はありましたが、退去時の現状復帰についての知識が全くありませんでした

人さまからの借りものなので私も妻も最大限注意しながら生活をしていました。まさかそんなところで文句言われるか?と感じるくらい、浴室のキズ以外は問題なかったと思います。

当日、管理人さんからは、「畳の部屋にベッドを置いていたこと」もぐちぐち言われたそうです。特に事前にベッドや家具を置くことが不可だったわけではもちろんありません。

物件は、大阪でなのでいわゆる保証金を入居時に支払います。こちらについては退去時にいくらか返金される場合もありますが、この物件は契約時に返金しませんとなっていました。そのため、当然ながら保証金も返ってきませんでした。

本来であれば、保証金で修繕していただくのが筋だと思うのですが。

教訓として得たこと

これ以降、賃貸で入居する場合にはしっかりと現状の確認をするようにしています。できる限り細かくチェックして、キズなどがあれば写真をとり、不動産屋さんと共有をしています。

そこまで細かくチェックしなくても経年劣化や通常使用時のキズ等は問題ありませんと業者の方に言われても新婚時のトラウマは大きいですね。

また、大家さんが近くにお住まいだったり、管理人さんが細かい物件も避けています。

逆に持ち家を貸すときにも業者に入ってもらって、リフォームしてからお貸しするようにしていました。壁紙なんかもできるだけきれいに事前の状況が分かるように配慮してましたね。そこまでしていましたが、やはり「借り手」の問題はどうしても発生します。

私が自分の持ち家を賃貸したときには、もっと費用を請求すればよかったと反省しています。簡単に現状復帰できないほどボロボロになりましたので。

以前に、持ち家を賃貸した経験はこちら。

知っているのと知らないのとでは大きな差があるのだと今回、両学長の動画を見て改めて感じました。

退去の当日に現金で修繕費を置いていけ!というのは、客観的に考えるとありえないなと思います。しかしながら、実際に当事者になると落ち着いて正しい判断は難しいですね。

この記事が少しでも皆さんに『役立つッ!』と言ってもらえるとうれしいです。

ほなね~